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妻のトリセツとは?

「妻が怖い」という日本男児が増えている。夫側から申し立てた離婚の動機として注目されているのが、妻からの精神的虐待。司法統計(2017年)によると、2000年度の6位から2位に急上昇している。

問題なのは、ほとんどの夫がその妻の怒りの理由がわかっていないことであるという。さらに妻の望む対応と、夫が提案する解決策が根本から違っているので、夫が善意でやったことに妻がブチギレるという、負のスパイラルにハマってしまうのである。

結果、昔、可愛かった奥さんは、凶暴な鬼嫁に変貌を遂げてしまうのである。数年前、人工知能研究者が書いた「妻のトリセツ」という本が大ヒットした。
多くの旦那達が、妻の取り扱い方に困ってこの本を購入したに違いない。
今日は、この本をベースに日本人の妻の取り扱い方を説明する

1. 感情によって連鎖される記憶

そもそも理解しなければいけないのは、妻の怒りは、今、目の前で起きたことだけではない、過去の記憶の総決算として爆発するのである。
女性は感情に伴う記憶を長期に渡って保存し、しかも…それを関連する記憶と共に取り出すことができる脳の持ち主なのである。

要するに、一つの些細な負の感情によって、数十年前の記憶も同時に召喚する特殊能力があり、昔の旦那の失敗を、あたかも今ここで起きたかのように
フレッシュな怒りとして、現在の怒りとごちゃ混ぜにして、機関銃のように乱射できるのである。

そう、女性は記憶のタイムトラベラーなのである。

これは、女性脳が持つ特殊な能力によるものであるらしい。
人類は一個体が残せる子供の数が少ないので、子育ては常に新しい問題に直面する。そして、それを何百世代にも渡って培ってきた女性脳は、いつからか新たな命題に対して、人生の記憶を総動員して、瞬時に答えを出す機能を備えるようになったのだ。

女性脳は過去の関連記憶を瞬時に引き出す特殊能力を身につけたのである。

要するに、PCのデーターとは異なり、女性から旦那の負のデーターを削除するのは不可能なのである。
そして、クリック一つでいつでも負のデーターを大量ダウンロードするのである。

ちなみに妻の旦那に対するの負のデーターのスペックは、100テラバイトくらいある言われている。(科学的根拠なし)

2. 共感が大切(解決策を提案しない)


旦那達は、妻がよくオチのない話を永遠にすると愚痴をいう。
しかし、男性脳には意味のないこれらの会話は、実は女性脳にとって大きな意味を持つのである。

女性脳の、最も大きな特徴は、共感欲求が非常に高いことである。「わかる、わかる」と共感してもらえることで、過剰なストレスが沈静化するという機能があるのだ。逆に、共感が得られないと一気にテンションが下がり、免疫力も下がってしまうのである。

男性脳は、問題解決こそが一番大切であり、共感を端折ってしまう。
例えば妻が「子供をベッド寝かせると泣くから、ずっと抱っこしていて、腰が痛くなった」と相談すると、妻心がわからない旦那諸君は、
「明日、病院行って、腰を診てもらえよ」などと共感せずにいきなり問題解決してしまう。
夫の言っていることは間違っていないが、妻はブチ切れるのだ。

まず第一に女性は共感を得られないと「思いやりがない」「私の話を聞いてくれない」「いきなり、私を否定してくる」と考えてしまうのである。
なので、まず旦那は「1日中抱っこしてたの!本当大変だったね!」と妻の苦労に共感しなければならない。
ちなみに男から話題を提供しても、妻は話を聞いてくれないので、飲み会で、上司のつまらない話に共感をするように、ひたすら妻に共感すべきである。家庭での上司は妻なのだから。

日本人の旦那達は、会社でも家庭でも、人事評価される立場であるのである。

3. 女性の本音

女性脳は、「心の通信」と「事実の通信」の2本を使って、会話をすると言われている。ちなみに男性脳は、基本的に「事実の通信」のみである。
なので男性は、女性の言っていることが違っていると、いきなり結論を出そうとする。女性は「心の通信線」を断たれたと感じると、存在そのものを否定された気分になるのだ。

事実を肯定するときも否定する時も、その前に、妻の心根は肯定してやる。
これこそ、夫が知っておくべき黄金のルールなのである。
そして、心の通信線を使った女性脳は、時として男性脳の予想を超えた意味を含んでいることがあるので注意が必要である。

「あっち行って!」
あなたのせいで傷ついた、ちゃんと謝って。

「勝手にすれば」
勝手になんてしたら許さないよ。私のいうことを聞け!
「好きにすれば」は同義語

「自分でやるからいい」
察してよ。察する気がないのは愛がないってことだね。

「どうしてそうなの?」
理由なんてない、あなたの言動で私は傷ついているの

「なんでもない」
私、怒ってるんですけど、私泣いてるんですけど、ほっておく気なの?

「一人にして」
この状況で私を一人にしたら絶対許さない

「みんな私が悪いんだよね」
えっ?私が悪いの?私のせいなの?あなたのせいでしょ!

「やらなくていいよ」
そんな嫌そうにやるならもう結構。私はあなたの何倍も家事してますけどね。

「理屈じゃないの」
正論はもうたくさん「愛してるから、君のいう通りでいい」っていえ

「別れる」
ここは引けないの、あなたから謝って!!

4. 名もなき家事を知る

平成28年社会生活基本調査、生活時間に関する結果、6歳未満の子供を持つ夫婦のデーターによると、夫の1日の家事関連の平均時間が83分。妻は454分。共働きの場合、夫は46分、妻は294分。
妻側の離婚理由にこの不公平感が大きく関わっているのだ。

さらに旦那が手伝おうとしても、男性のマルチタスク能力は低いので、
逆に妻の仕事を増やしてしまうという悲しい結末になることが多いのだ。

そして、旦那達は、家事のことを簡単にできることであると勘違いしている節がある。夫は「名もなき家事を知らない」のである。
例えば、男は「俺はゴミ出しをしている」と偉そうにいう。
実際は、ゴミ袋に収まり、移動可能な状況になり、次に新しいゴミ袋がセットされるまでに必要な手順があるのである。

こんな感じである↓ (名もなき家事の例)
①分別の仕方を理解する。ゴミにあったボミ箱を用意する。
見た目も考える。
②ゴミ袋を分別の種類ごとに用意する
③分別種類ごとに収集曜日を把握する
④分別してゴミ袋に入れる
⑤不快なゴミが外側に見えないか確認する
⑥袋に破れがないか、持ち手は汚れていないか確認
などなど

男性が手伝っているという家事は、女性にとっての家事の氷山の一角にすぎない。家事をしているという夫は、自分だけが満足しているのである。

セックスと同じで…

円満な夫婦生活を送るために旦那が必ず身につけなければならない
2つの最重要スキルがある。それは….

「共感」と「謝罪」である。


こちらの内容を英語で海外に向けて発信している動画こちらになります。
よければご覧ください。

Japanese Wife's Instruction Manual | 妻のトリセツ




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