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【おうちごはんの参考書】『漬けたらすぐおいしい!』

【おうちごはんの参考書】
『漬けたらすぐおいしい!』
(堤人美/講談社)


to.「帰ったらすぐ、
出来たてのメインができると嬉しい」


point

①焼くだけ、炒めるだけですぐ出来上がる
②生の状態より、漬け込んだ方が日持ちする


note

①炒め物、焼き物は出来たてがおいしい。温め直すと肉が硬くなったりする。とは言っても、帰ってから切って焼いて味付けて、と仕上げるのは億劫になる。うちでは、よくカット済みの鶏もも肉を*めんつゆに漬けておく。ビニール袋に買ってきた鶏もも肉とめんつゆを入れるだけで終わるから、やりよくて気に入っている


*漬けておく炒め物のたれ
…生姜焼きなどの肉と野菜を合わせた炒め物なら、1食分は醤油とみりん各大さじ1ずつが目安。醤油の内訳を味噌やオイスターソースに置き換えてもよい(例えば、醤油小2+オイスターソース小1、とするなど)


②栄養バランスを考えて、仕上げるときは野菜を合わせる。せっかく手間を掛けずにきたから、なるべく**包丁不要の食材を使う。青菜は洗ったその場でねじ切る、きのこは割く、冷凍ブロッコリーは封を開けてそのまま入れる。焼いて火を通す間にご飯と味噌汁を温める。合わせて定食にする


**包丁不要の食材
…カット済み鶏もも肉、切り落とし肉、ひき肉、青菜、レタス、きのこ、もやし、冷凍ブロッコリー、その他冷凍野菜、おろしにんにくや生姜のチューブ


③炒める、焼くときに生姜を足せば生姜焼きになる(チューブのおろし生姜を使う)。野菜の分、味が足りないと思ったら、漬けだれか、新たにめんつゆ、醤油を足す。あるいは豆板醤やオイスターソースを加えて、中華風にする


④めんつゆに漬けた鶏もも肉は、片栗粉をまぶせば唐揚げになる。これに香味だれをかければ油淋鶏、甘酢あんを絡めれば酢豚みたいになる。帰ってきてからの「切る」「味つけ」の工程が省けるだけで、日々の料理はだいぶ楽になっている


鶏の唐揚げと野菜の香味だれ。鶏は漬け込んでおいたものに片栗粉をまぶし、野菜と共に揚げる。醤油、砂糖、ごま油、にんにく、生姜、ねぎのたれをかける。

鮭の味噌漬け焼き定食。舞茸、エリンギを鮭と一緒に焼いて添える。サラダや副菜はあれば口直しになって嬉しいから、よくつくりおきしている。


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