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映画レビュー。

こんばんは、今日は朝1番にこちらを観てきました。

本日から公開の朝井リョウさん原作の小説の映像化『正欲』です。

小説は、未読。

〜あらすじ〜以下引用。

不登校になった息子が世間から隔絶されることを心配する検察官・寺井啓喜(稲垣吾郎)。ある秘密を抱え、世間との関わりを断つように生きる販売員・桐生夏月(新垣結衣)。彼女の中学時代の同級生で、夏月の誰にも言えない秘密を共有している佐々木佳道(磯村勇斗)。容姿に恵まれ華やかな大学生活を送っているように見えながら、他人との交流を避ける諸橋大也(佐藤寛太)。彼と同じ大学に通い、学園祭実行委員を務める神戸八重子(東野絢香)。一見何の接点もないように見えるそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに重なり始める。


みんなが言う“普通”って何なのか、私もずっと疑問に思っている側なので、分かるなぁとは思いながら観てました。

普通はこうなんだっていうのは、世間一般的に呪文の様に言われ、それを当たり前だと思ってる人って沢山いて、多数派に属していないと、ちょっと変な人って思われたりします。

そう言う違和感みたいなものを色々な人物がいう普通と、世間一般的な普通が正しいと思っている人との対比がこの作品にはあります。

そこをどう感じるかで、受け取り方が違うので、どっち側の人間かで、全然感想も変わってくると思います。

私は、学校に行かなければいけないとは思わないけど、未成年がYoutuberになるのは、あまりしっくりきません。Youtuberがそもそも、職業ではないとも思っています。

それから、男性が苦手だけど、この人なら大丈夫っていうのは、共感出来るけれど、それが好きな人になるのかは分かりません。私も(表面には出していないつもりですが)男性が苦手で、でも大丈夫な人もいます。

けれど、その大丈夫な男性が恋愛感情として好きかと聞かれればよく分かりません。そんな話をすると、大抵の人は恋愛感情に結びつけますよね。だから、話さないことにしています。

だって、分からない人にいくら分かる様に説明したって、時間の無駄だから。

作品では、水が好きっていう癖というか趣向が出てきます。それって、殆ど理解されないと思いますが、そう言う人もいるんだろうなと理解は出来ます。

自分は誰にも理解されないんじゃないのか、明日を生きていたい人の見る景色とそうじゃない人の見る景色って、違うんだろうか?みたいな問いは深いと思います。

また、結婚して子供を産まなきゃいけないってすり込みって、まだ根強く残っていますよね?

それが“普通”の幸せだみたいな(笑)私は、全然理解出来ません。それを言ってくる会社の同僚(徳永えり)対し、桐生(新垣結衣)が「うるさい、話しかけんな」って言うの、爽快でした。

いつも、私が心の中で思ってる言葉!と思ってしまいました。

結婚したら必ず幸せになれますか?
子供を産まなきゃ非国民ですか?
両親がいたら幸せなんですか?

っていつも、私は思っていて、でもそんなことを口にしたら変な奴確定なので言いませんが、みんな言わないけど、そういう部分って絶対あると思います。

一緒にいて、自然に呼吸が出来る人、無言の時間でも楽な人、他の人では分かり合えない部分が分かり合える人が1人いたら、明日がきても安心出来るのかもしれません。

ラストの部分は欲と言う名を被った犯罪なので、そこは流石に容認出来る人はいないと思います。

原作の方がもっと考えさせられるかもしれませんね。ちょっと読みたいかも。

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