7/23のライブのこと〜創造性と生産性のあいだ〜

目を瞑って歌うのは自己陶酔の極みだから
ダメだ!ライブは、1人で演奏するわけじゃないからお客さんの顔を見て歌うことに意味がある!

そんなふうに思っていたけど、今日のライブ、自分の体調がアレということや、メンバーとの関係性、集客なし、知らない人の前で演奏で新曲ばかりを演奏したことetc
諸要因が相まって演奏途中から完全に自分の声とギターしか聞こえなくなってしまった。

その状態はまさに自己陶酔の極み。無敵状態だった。どんなフレーズであろうと、誰に何を言われるというより本当に何も聞こえない、お客さんの顔も見えない、自分の声とギターの音以外、何も感じない状態になっていた。強烈な体験だった。

ビジネスの観点から見ると完全に相反する状態だったと思う。僕らを見てくれるお客さんは誰もいなかった。そういう意味では何も生み出してない。でも、確かに僕の中、あるいはメンバー間では、強烈な体験と共に何かを生み出していたと思う。もしかしたら、その火花が知らないうちに誰かに届いていたら嬉しい。

気を衒うなんて言うと月並みな言い方だけれど、本当に伝えたいことは、周りがどう思うかを気にするより、もっと純粋な態度に宿る、そんなふうに思ったライブだった。
それが結果、気を衒うことになっても、それでいいと思った。

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