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【連載小説】アヘアヘキングダム 3rd Season Story 32


【Koyuki's Case   コユキの場合】
あれ!?毬固さんじゃない!?

え・・・じゃあ誰だろう・・・やっぱりネーソーさんの知り合いなのかな・・・トキユ先生とか、おぬこさんみたいな人なのかな・・・


【Mariko's Case   毬固の場合】
この子が誰なのか、しらないとここからかえれない!!!!!!!!
こうなったら、おくのてだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


<Dialog Koyuki and Mariko at Neesou's house コユキと毬固の会話 ネーソー宅にて>
毬:えーっと・・・わたしは「ゆぃみ」といいます・・・
コ:・・・え!?ユィミさんですか!!
毬:(なぬ!!!!!!この子ゆぃみさん知ってるの!!!???やばいじゃん!!!!!!)
コ:初めましてユィミさん!私はコユキと言います!お会いできて光栄です!(´雪ω雪`)
毬:ハイ・・・
コ:ネーソーさんから、ユィミさんのことは伺ってます!昔同じアパートに住んでいらっしゃったって!
毬:ア、ハイ・・・(ねーそーからゆぃみさんのこと聞いてるだけか・・・)
コ:今日は、ネーソーさんとお約束してたんですか?
毬:あ・・・いえ!!!!ひさびさにこっちの方きたので、ねーそーいるかなーとおもいまして!!!!
コ:そうだったんですね・・・ネーソーさん、ミサキ先生の病院行くって、出かけてしまったんです・・・
毬:(いつもの、せなかとこしが痛い→ちゅうしゃのヤツだ)
コ:帰り、7時くらいって言ってました。ユィミさん、ネーソーさんに連絡しましたか?よかったら、私から電話しましょうか?
毬:あ!!!!いやいやいやいや!!!!だいじょぶ・・・
コ:そうですか・・・

【Koyuki's Case  コユキの場合】
この方、ユィミさんだったんだ!どうりで雰囲気ある人だと思った。私は芸能人とか疎いけど、ネーソーさんから話を聞く前から、ユィミという歌手の名前だけは知っていた。やっぱり人気歌手だっただけあって、メッチャ可愛いよなぁ。オーラというか、華があるもんなぁ(´雪ω雪`)ウンウン

きっとユィミさんも、ネーソーさんのすべらない話いっぱい持ってるだろう。聞いてみたい( ✧∀✧)


【Mariko's Case  毬固の場合】
なんかきゅうにぐいぐいきてるんだけど!!!!!!!!!!
このこなんなん!!!!!?????

さあ、どっからせまっていこうか・・・
もういっそのこと、ずばっときいてしまおうか!!!!!!!!!!!

わたしはゆぃみさんではない!!!!!!!!!!
いまのはうそだ!!!!!!!!

わたしはまりこだ!!!!!!!!!
ねーそーのかのじょだ!!!!!!!!!!
おまえはだれだ!!!!!!!!!!!

もういってやる!!!!!!!!!!!
きめた!!!!!!!!!!!!!!!!

<Dialog Neesou and Misaki at Misaki Clinic  ネーソーとミサキ先生の会話 ミサキクリニックにて>
美:ネーソーくんは、どうして当時の話を、私から聞きたいの?
ネ:あ!はい。それは、コユキがこれから生きていく上で、クリアしないといけないことがあるからです。
美:・・・クリアしないといけないこと?
ネ:はい。2つあって。1つはコユキ自身の父親のことで、もう1つは、ハルトくんのことです。
美:・・・・・・
ネ:コユキの父親には、実はこの前俺っち会いに行って。カンペキにクリア出来たとまでは言えないんすけど、まあきっかけっつーか、今後良い方向に進んでくれるかなって感じにはなれたんで。
美:その辺は、ネーソー君の得意技だもんね(笑)
ネ:得意じゃないっすよw ただ、ハルトくんの方は、正直なんも出来てなくて・・・
美:・・・・・・
ネ:コユキの心に、ハルトくんの傷が、とてつもなく深く刻まれてて、ここをクリアしないで、この先、生きていけんのかなってのがあって・・・
美:ネーソーくんの思うクリアっていうのは何なの?
ネ:正直わかんねーっす。ただ、今のままじゃいけないってことだけは、感じるというか。
美:だとしたら、そこはコユキちゃんがどう思うかなんじゃない?何をもってクリアになるかは。
ネ:コユキ自身は、ハルトくんに会って、当時のことを謝りたい、でも合わせる顔がないって、言ってました。
美:そっか。コユキちゃんは、ハルトくんに直接謝罪したいんだね。
ネ:はい。だからそれが出来たら一番いいっすけど、コユキがハルトくんを目の前にして、正気でいられるか分からないし、ハルトくんからキツイこと言われたら、それこそ一生立ち直れねーと思うし・・・そもそもハルトくんが会ってくれるかも分からないんで・・・
美:なるほどね。
ネ:ミサキ先生は知ってると思いますけど、ミライが病気になって、コユキが1人でそれを抱えて苦しんでいる時に、ミライの父親であるハルトくんはアメリカにいました。ダンサーとしての夢を叶えるために。
美:うん。まあ私が真相を知ったのは、後になってからだけど。
ネ:実は俺っち、当時ハルトくんとニューヨークでたまたま知り合って、友だちになったんです。
美:え・・・そうなの?


<Dialog Koyuki and Mariko at Neesou's house コユキと毬固の会話 ネーソー宅にて>
毬:・・・・・・
コ:・・・・・・

コ:ユィミさん(´雪ω雪`)  毬:いまのはうそ・・・アt!!!!!!!!!!

コ:ユィミさん??(´雪ω雪`)
毬:ハイ・・・
コ:もし良かったら、上がっていってください(´雪ω雪`)
毬:え!!!!!!!!
コ:いえ、せっかく来ていただいたので。雨も降ってますし・・・私がいうのも変ですけど。
毬:あ・・・そうですか・・・(めっちゃへん!!!!めっちゃへんだよたしかに!!!!)
コ:どうぞ、お入りください。
毬:・・・・・・(この子がなにものなのか、わたしはしらなければならない!!!!こうなったら、いえの中できいてやる!!!!!!!!!!)
コ:・・・・・・
毬:では、しつれいつかまつります!!!!・・・アt!!!!!!!!!!

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 ε=\_〇_ ドテッ
コ:だ、大丈夫ですか!?
毬:__○
コ:ユィミさん・・・
毬:・・・だいじょぶでっす!!!!!!! \( `・ω・)┐シュタッ
コ:フフッw (ユィミさんカワイイw やっぱアパート時代の皆さんは面白いなぁ。色々話聞きたいなぁー( ✧∀✧))
毬:(わ・・・わらわれた!!!!!!くやしー!!!!!!)


<Dialog Neesou and Misaki at Misaki Clinic  ネーソーとミサキ先生の会話 ミサキクリニックにて>
ネ:実は俺っち、当時ハルトくんとニューヨークでたまたま知り合って、友だちになったんです。
美:え・・・そうなの?
ネ:いや、もちろん、コユキとミライが日本にいて、そんなことになっていたのは当時は知らなかったっすけど。
美:ハルトくん自身が、コユキちゃんから何にも聞いてなかったからね。
ネ:そうなんです。そこが今回の話の全てだと思っていて。コユキは、ミライの病気のことを、ハルトくんに言い出せなかった。
美:・・・・・・
ネ:ここから言うことは、ミサキ先生も聞いてないかも知れないっすけど、ハルトくんは、アメリカに旅立つ前、コユキやミライに何かあったら、必ず連絡してくれ、すぐに帰国するからって言ってたみたいです。
美:・・・・・・
ネ:でもコユキは、ハルトくんの夢を壊すのが怖くて、ミライの病気のことを言い出せなかった。オーディションが不合格になって、すぐにハルトくんが日本に戻ってくると思っていた。でも、ハルトくんは合格してしまった。
美:・・・・・・
ネ:ここから先は、ミサキ先生もご存じの通りです。
美:うん。
ネ:コユキは、ハルトくんに嘘をついてしまったことを、ずっと後悔しているんです。あまりにもその傷が深すぎて、そしてミライを失った哀しみが大きすぎて、自分で人生を終わらせようとしたんだと思います。
美:・・・・・・
ネ:コユキは、葬儀の前後の記憶はあまりないらしいです。気が付いたら、ミライもハルトくんも、自分の前からいなくなってしまったって。
美:・・・・・・
ネ:その中で唯一、覚えている言葉があるって言ってました。覚えてるというか、刻まれてるというか。
美:・・・・・・
ネ:「どうして言ってくれなかった。どうして騙した。もうお前とは生きていけない」って、ハルトくんに言われたみたいです。
美:・・・ハルトくんが、コユキちゃんに最後に残した言葉ってことね。
ネ:はい。コユキは1人残された部屋にこもって、ひたすら泣いていたらしいです。すべての気力を失くして、バイトもいかなくなって、そうすると当然家賃とかも払えなくなって、最後は追い出されてしまった。ようやく幸せをつかんだはずだったのに、ミライを失って、ハルトくんを失って、コユキはまた、ホームレスになってしまった。
美:・・・ネーソーくんと出会ったのはその後ね。
ネ:はい。


<Dialog Koyuki and Mariko at Neesou's house コユキと毬固の会話 ネーソー宅にて>
コ:冷たいお茶でいいですか?
毬:アリガトウゴザイマス・・・
コ:ユィミさん(´雪ω雪`)
毬:は・・・はい!!!!
コ:もしよかったら、アパート時代のお話、聞かせてもらえませんか??
毬:あ・・・あぱーとじだい・・・
コ:(´雪ω雪`)ワクワク
毬:んーと・・・えーと・・・(こまった。でも私は、この子のしょうたいを知るぎむがある!!!!!!!!)
コ:(´雪ω雪`)ワクワク
毬:・・・うん!あたしの話でよかったら(´ゆωゆ`)
コ:ヾ(´雪ω雪`)ノヤッター
毬:(もうひきかえせない・・・・・・ゆぃみさん、ごめんください・・・・・・) 


<Dialog Koyuki and Fake Yuimi at Neesou's house コユキと偽ユィミの会話 ネーソー宅にて>

☆これよりしばらく、(´ゆωゆ`)=毬固です。偽物です。偽物語です。☆

ドーゾ(´雪ω雪`)つ旦 ⊂(´ゆωゆ`)アリガト

コ:(´雪ω雪`)ユィミサン
偽:(´ゆωゆ`)ハイ
コ:私が何者なのか、気になりますよね・・・
偽:(´ゆωゆ`)ドッキンコ!! え・・・まあ・・・うん・・・(向こうからばくろしてくれるすたいる!!!!!!しょうじきたすかる!!!!!!)
コ:実は私、アインさんとかおぬこさんにも会ったんです。
偽:(え!!!!アインちゃぬも知ってたの・・・なんもきいてないよ)
コ:それで、色々勘違いさせてしまって、皆さんにご迷惑かけてしまいまして・・・(´・ω・`)
偽:(またわからんくなってきたぞ・・・なにがどうなってこうなってるのかせつめいぷりーず・・・)
コ:今、こうやってネーソーさんと一緒に暮らしてるんですけど・・・
偽:(  いっしょにωくらしてる  )!!!!!!
コ:でも、私、ネーソーさんの彼女とかではないんです。同棲とか、そんなんじゃないんです(´・ω・`)
偽:・・・・・・
コ:ユィミさんはご存じだと思いますけど、ネーソーさんには、毬固さんって彼女がいらっしゃいますし(´・ω・`)
偽:(´ゆωゆ`)ウ、ウン・・・
コ:ちょっと長くなりますけど、私がここでネーソーさんと暮らすようになった経緯、聞いてもらえますか?
偽:よ、よろこんで!!!!!!
コ:(´雪ω雪`)・・・
偽:(アッ!!!!素がでちゃった・・・かんぜんにわたしだった・・・なりきらないと・・・) うん、コユキちゃんの話、ぜひ聞かせて(´ゆωゆ`)カマン

<Dialog Neesou and Misaki at Misaki Clinic  ネーソーとミサキ先生の会話 ミサキクリニックにて>
ネ:コユキはアパートを追い出されてから、1カ月くらいホームレス生活をしてたみたいです。
美:警察に駆け込んで、保護してもらうとか出来なかったのかな。
ネ:嫌だったみたいです。コユキの父親が警察官で、警察に保護されると、自分の身元がバレてしまうからと思ったみたいで。
美:そっか。コユキちゃん、お父さんとは上手くいってなかったってことなのね。私には父親も母親もいないって言ってたから。
ネ:自分の中で、父親っていう存在を消してたんだと思います。
美:若い時のネーソーくんみたいね(苦笑)
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ウッ・・・まあ、その部分に関しては、今後良い方向には進んでくれるはずなんで・・・
美:うん。なら良かった。
ネ:俺っちと出会う直前は、もう金も尽きて、絶望しかなくなって、ミライに会いたいって、覚悟を決めたそうです。自分もミライのもとに向かおうと思って、目の前の公園に入った。そこに、たまたま通りかかったのが俺っちです。
美:・・・そこまで聞いてるのね。
ネ:はい。コユキにとって、メチャクチャ言い辛いことだったと思います。
美:・・・・・・
ネ:でも、そこまで話してくれたのは、コユキの心の奥に、生きたいって気持ちがあるからなんじゃないかって、俺っちは思っていて。
美:・・・・・・
ネ:俺っちは、話してくれたコユキの気持ちに報いたいんです。
美:・・・・・・


<Dialog Koyuki and Fake Yuimi at Neesou's house コユキと偽ユィミの会話 ネーソー宅にて>

☆(´ゆωゆ`)=毬固です。偽物です。偽物語です。☆

コ:ちょっと長くなりますけど、私がここでネーソーさんと暮らすようになった経緯、聞いてもらえますか?
偽:よ、よろこんで!!!!!!
コ:ありがとうございます!まず、私とネーソーさんが出会ったのはとある公園で・・・・・・
偽:(なりきれ私。私はユィミさん。ユィミさんは私。たしかに私は偽物だ。でも、偽物には本物に近づこうという意志がある)
コ:で、たまたま通りかかったネーソーさんが、助けてくれて・・・・・・
偽:(偽物には、「本物になろう、近づこう」という意志がある。だからこそ尊い)
コ:その時私は家もなくて、お金も全くもってなくて・・・・・・
偽:(偽物のほうが圧倒的に価値がある。そこに本物になろうという意志があるだけ、本物よりも本物だ)
コ:(あれ?ユィミさん聞いてる?)
偽:(今回の件からお前が得るべき教訓は、人を見たら詐欺師と思えということだ)
コ:ユィミ・・・さん?
偽:(千石、俺は金が好きだ。なぜかと言えば)アt!!!!!!・・・(´ゆωゆ`)ゴメンクダサイ・・・
コ:すみません、私の重たい話、聞きたくないですよね(´・ω・`)
偽:ううん!!!!ちがう!!!!ちがうの!!!!ごめんねコユキちゃん!!!!・・・んーと。えーと。うちにいるせきせいいんこのことが気になっちゃって・・・
コ:え?ユィミさんインコ飼ってるんですか?
偽:うん!!!!!そうなの!!!!!(あ、またわたしになってる・・・)インコのエサ、入れ忘れたかなって一瞬気になっちゃってw ゴメンね(´ゆωゆ`)
コ:いえ、私こそ、ユィミさんが聞きたくない話を、一方的に・・・
偽:ううん!!!!ちがう!!!!ちがうの!!!!コユキちゃんの話、聞きたい!!!!・・・いや、聞かせて(´ゆωゆ`)ネ?
コ:あ、はい。続けますね。で、私が無理にネーソーさんにお願いして、家にお邪魔させてもらうことになって・・・

<Dialog Neesou and Misaki at Misaki Clinic  ネーソーとミサキ先生の会話 ミサキクリニックにて>
ネ:俺っちは、話してくれたコユキの気持ちに報いたいんです。
美:・・・・・・
ネ:コユキの生きたいって気持ちは、すっごく小さいロウソクの火みたいなもんだと思うんです。ちょっと風が吹いたら、すぐに消えちまうような。その火を大きくするのはコユキ自身ですけど、今は風よけが必要なんです。
美:・・・ネーソーくんが、コユキちゃんの風よけになってるのね。
ネ:コユキからしたら、ちょっと頼りない風よけかも知れないっすけどw、でも、少しずつ、コユキの生きたいっていう心の火が、大きくなっているのは近くにいて感じます。
美:・・・・・・
ネ:で、その火を、ちょっとの風じゃビクともしない強い炎にするために、コユキには、乗り越えないといけないことがあるんです。
美:それが、今話してくれた2つってことね。
ネ:はい。ただ、ハルトくんに関しては、コユキを恨んでいるかもしれないし、会いたくても、会ってくれないんじゃねーかなって。たとえ会ってくれたとしても、コユキの謝罪を受け入れてくれるのかっていう・・・
美:ネーソーくんとしては、コユキちゃんとハルトくんを会わせたくないのね。
ネ:会わせたくないってわけじゃねーんすけど・・・正直怖いです。ハルトくんがどんな反応するか分からないし・・・コユキが謝ったときに、もう1度ハルトくんに、あの時と同じようなセリフをぶつけられたら、一瞬でコユキの火は消えてしまうと思うんで。
美:・・・・・・
ネ:だから、それ以外の方法が何かないかなって。当時の話を色んな人から聞くことで、ヒントもらえねーかなって・・・それで、先生にも話を聞きたいって、思ったんです。
美:うん。ネーソーくんの思いは分かった。で、私から1つ、確信的に言えることがある。
ネ:はい。
美:安心して。ハルトくんが、同じ過ちを犯すことはない。
ネ:え・・・
美:ネーソーくん、今この場でコユキちゃんに電話して、情報開示の同意を得て。
ネ:あざます!!!!



<Story 33  Preview   次回予告>
修羅場か????毬固(偽ユィミ) vs コユキ Round3 / !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだこのせかいかん / ハルトくんの治療
Coming Soon・・・m9(´めωめ`)
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。
※毬固の写真はまりこの写真part2。まりこの写真は全てたんぬ撮影です。
※次回更新は08/18(土)の17:00です。

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