見出し画像

【連載小説】アヘアヘキングダム 3rd Season Story 11

<Encounter Neesou and Koyuki VS Fiimo and Ain  ネーソー&コユキとアイン&フィーモが出会っちまった>
フ:久しぶりじゃんネーソー!
ネ:おおフィーモ!!元気してたか!!
フ:元気元気(^∀^) 日本に帰ってきた時以来だよね!
ネ:そーだなwww こんなとこで会うとはなwww
ア:・・・・・・
コ:(フィーモさん・・・ネーソーさんのおともだち?)
フ:あれ?もしかしてデート中?
ネ:ちげちげ!!そーいうんじゃなくてwww
コ:(そんな全力で否定しなくてもいいじゃん( `³´) )
ア:・・・・・・
ネ:そっちは?
フ:うん、アインちゃんとカレー食べて、帰りにアインちゃんが来たかった画材屋さんに寄ろうってなって。
ネ:オメーらこそデートじゃねーかwww フィーモてめー、兄貴に隠れてコソコソと!!こんにゃろうwww
フ:ち・・・ち・・・ちちち・・・ち違うよデートじゃないよ何言ってんだよネーソーやめてよおおおおお(よっしゃよっしゃよっしゃああああああああああ)
ア:フィーモ、余計な事言わなくていいよ。
フ:え・・・
コ:(この女性は・・・)
ネ:おい、そんな言い方ねーだろ。
ア:うるさい。
ネ:あ!?( `皿´)
フ:え・・・いや、アインちゃん・・・
コ:(アインちゃん・・・あ!!)
ネ:オメーは相変わらず兄への口の利き方がなってねーな。
ア:兄貴だなんて思ってないし。
ネ:んだと!?( `皿´)
フ:(なつかしい。昔よく見た光景だ)
コ:(アインさん・・・ネーソーさんの妹さんだ・・・ホントに会ってしまうとは・・・) あ、あの・・・!
ア:・・・・・・
コ:初めまして。私はコユキと言います。今、ワケあってネーソーさんにお世話になってまして・・・(´・ω・`)
フ:(あれ!?この子、毬固ちゃんじゃない!ネーソーの横にいたから毬固ちゃんだと思い込んでた・・・よく見たら全然違うじゃん・・・)
ア:その服さ・・・
コ:は、はい!勝手に着てしまってスミマセン!(>Д<) 私がネーソーさんにわがまま言ってしまって・・・
ネ:ちげーだろコユキ!!おい、勘違いすんなよ。これは俺っちがコユキに着てみろって言ったんだかんな。
ア:・・・・・・
ネ:文句があんならコユキじゃなくて俺っちに言えよ。
ア:・・・何考えてんの?
ネ:いや、だってオメーが1年以上前にウチに置いていって、ずっと眠ってたんだぞ。服も着てやんねーとかわいそーだろーが。
ア:・・・何言ってんの?
ネ:べ、別に減るもんじゃねーし良いじゃねーか!!オメーが取りにこねーで放置してんのがわりーんだろ!!
コ:(ネーソーさん!そんな言い方・・・)アインさん、勝手に着てしまってすみませんでした。綺麗にクリーニングして、お返ししますので・・・
フ:(何かよくわからない修羅場になっている)
ア:・・・それ、僕のじゃないよ。
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ヘ?
コ:(´雪ω雪`)エ?
ア:まりこの服だよ。
ネ:!!!!
コ:!!!!
フ:(修羅場継続っぽいけど、何がどうなってるの?てか、そもそもこの子は誰なんだ)
ネ:オメーのじゃなかったんか・・・まりこのかよこれ・・・
コ:(大変だ・・・)
ア:先々月にまりこのまじ天ツアーが横浜であって、その時写真撮影した後で、一緒にご飯食べたんだよ。それ、その時まりこが着てた服だよ。ちょっと待って・・・ほら、この写真見て。その時撮ったヤツ。足元しか写ってないけど、同じスカートでしょ。

画像1


フ:うん、同じだね・・・
ネ:マジか・・・
ア:偶然同じスカートですってことはないよね。
ネ:・・・・・・
フ:うん、あるわけないよそんなこと・・・
コ:(´・ω・`)
ア:まりこ、兄貴の家寄ってったでしょ。覚えてないの?
ネ:・・・あ!!そーだ!!思い出した・・・ツアーの合間で、まりこが一瞬ウチに寄ったんだ・・・
コ:え?
ネ:んで、なんか預かってみてーなこと、言ってた気がする・・・

~~ At Neesou's house 2 months ago ネーソー宅にて 2カ月前 ~~
ネ:\_ヘ(´◉◞⊖◟◉`) ←仕事中
毬:ねーそー
ネ:\_ヘ(´◉◞⊖◟◉`)ナニー ←名前呼ばれたことは認識
毬:今日きてるふく、ここにおいてっていい?
ネ:\_ヘ(´◉◞⊖◟◉`)オオ ←上の空
毬:これ、今いちばん気にいっててさ、このままつあーにもってって、なくしたりとかしたら嫌だから。
ネ:\_ヘ(´◉◞⊖◟◉`)オオ ←空返事
毬:今日はアインちゃぬとデートだったから着てきたんだけど・・・
ネ:\_ヘ(´◉◞⊖◟◉`)オオ ←他人事
毬:つあー終わったらとりにくるから、あずかっといてくれる?
ネ:\_ヘ(´◉◞⊖◟◉`)アイヨー ←なにか頼まれたことだけは認識。後で聞けばいいと思っている。そして後で聞き忘れた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ネ:なんか置いてくねー的なこと言ってたわまりこ・・・これだったのか・・・
ア:へぇ。まりこから服預かってたことも忘れてて、挙句に、その服を勝手にこの子に着せてるんだ。へぇ。
ネ:・・・何が言いてーんだよ。
ア:まりこがツアー頑張ってる間、浮気相手にまりこの服着せて、デートしてんのかって言ってんだよ、このクズ野郎。
ネ:んだとてめえ!!!! ε=( `皿´)
フ:(やばい)ネーソー待って! ヽヽ(><)
ネ:さわんじゃねーフィーモ!!!! ヽ( `皿´)ゝ✧ヾヽ(><) 
フ:あと、アインちゃんも言い方考えようね!
コ:アインさん、誤解です!ネーソーさんは、困ってる私を助けてくれただけです!
ア:・・・コユキさんでしたっけ。このバカ兄貴から何も聞いてないと思うからしょうがないけど、はっきり言って最低なことしてますよ。
コ:(´・ω・`)
ネ:てめーマジでふざけんな!!!!ε= ( `皿´)
フ:ネーソー!店の前で暴れたらダメだよ!迷惑だから! ヽヽ(><) 
ネ:はなせフィーモこらああああああああああああ!!!!(>(」`皿´」テメーなんも知らねーで言ってんじゃねーぞこのやろー!!!!
フ:・・・あと、アインちゃんも冷静になって!
ア:僕は冷静だよ。人として最低なことしてるから、注意してるだけだよ。
ネ::コユキにあやまれこらあああああああああああ!!!!(>(」 `皿´」
コ:すみません(´・ω・`) ネーソーさんから、アインさんの服だと聞いていて、まりこさんのとは知りませんでした。
ア:・・・まりこのこと知ってるの?
コ:いえ、直接は知りませんが、ネーソーさんの彼女さんって話は聞いてます(´・ω・`)
ア:それ分かってて、こういうことしてるの?
コ:・・・すみません(´・ω・`) 
ネ:フィーモはなせっつってんだろうがこらあああああああ(>(」 `皿´」コユキにあやまれてめえええええええええええええ!!!!
フ:(もうパワーを抑えきれない・・・多分この画材屋半壊するな)
コ:ネーソーさん!!!!落ち着いてください!!!!(>Д<)
ネ:(´◉◞⊖◟◉`) アイ
ア:・・・!
フ:・・・!
コ:事情を知らないアインさんからしたら、そう思われても仕方ないです。軽率な行動をしてしまいました。ごめんなさい(´・ω・`)
ア:・・・・・・
ネ:なんでコユキが謝んだよ・・・誤解されまくって腹立たねーのかよ・・・勝手に浮気とか決めつけやがって・・・
コ:ネーソーさん、私から説明させてください。
ネ:・・・わーった。
ア:・・・・・・
コ:理由はどうあれ、彼女さんがいる男性と、彼女さんがお仕事頑張ってる間に、デートみたいなマネをしてしまったことは、許されることではないです。正直、浮かれてしまいました。私が、ネーソーさんに甘えてしまいました(´・ω・`) 本当にすみません。
ア:・・・・・・
コ:私、つい最近までホームレスだったんです。
ア:!
フ:え・・・ホントに・・・?
ネ:マジだよ。
コ:はい。それで、もう絶望して、生きる気力もなくなって、ここからいなくなりたいって思って・・・・・・自分で人生終わらせようとした時に、たまたま通りかかったネーソーさんが、私を助けてくれたんです。
フ:(そういうことか・・・)
ネ:そうそう!!話はそっからだ!!
ア:・・・・・・
コ:まともに着る服も、持ってなくて・・・そしたらネーソーさんが、洋服を買いに行こうって、言ってくださって・・・(´・ω・`)
フ:(出た。ザ・ネーソーだ)
ア:・・・待って。
ネ:おい!!コユキが今話してんだろ!!ちゃんと聞けよ!!
ア:違うの。こうやって途中でバカ兄貴の雑音があると、話がちゃんと入ってこないから、コユキさんと2人で話させてほしい。
ネ:雑音だとコラ!?( `皿´)
ア:ここだと周りにいる人にも聞こえちゃうだろうし。お店にも迷惑かけるだろうし。コユキさん、いいですか?
コ:はい。私は大丈夫です。
ネ:コユキ・・・
コ:大丈夫。私からアインさんにちゃんと説明します。
ア:そしたら、向こうに公園があるから、ちょっと歩きましょう。そこのベンチで、お話聞かせてください。
コ:分かりました。
ア:フィーモ、ごめんだけどバカ兄貴監視しといて。また暴れだしたら止めといてくれる?
ネ:テメーはいちいち・・・
フ:りょうかい!じゃ、ここの2Fのカフェにいるね。終わったら連絡して。
ア:ありがと。じゃ、コユキさん行きましょう。
コ:はい。
ネ:テメーコユキに妙なマネしてみろよこの野郎・・・
ア:そこまでバカじゃないから。バカ兄貴じゃないんだから。
ネ:あ!?( `皿´)
フ:さささネーソー!2Fでクリームソーダ飲もうね!あと、アインちゃんも言葉気を付けようね!
ネ:コユキ、無理すんなよ。嫌んなったら途中で戻ってきていーからな。
コ:(´雪ω雪`)b 


 【Misaki's Case  ミサキの場合】
結局、コユキちゃんの消息は分からずじまい。
こうなったら、ハルトくんに会いにいくしかないか・・・

「これで僕は、全て失いました」

・・・・・・

「リセットして、0から生きていきます」

これ以上、あの2人に私が関わっていいのか・・・


<Dialog Neesou and Fiimo at a cafe  ネーソーとフィーモの会話 カフェにて>
フ:なるほど。そういうことだったのか。
ネ:まあ、かなりかいつまんだけど、コユキがウチに来た経緯はざっとこんな感じだよ。
フ:すごいネーソーっぽいよねw ホント変わってないよねそういうとこ。
ネ:ゆたさんにも同じこと言われたわ。俺っちがまるで成長してねーみてーだな・・・
フ:ううん、成長とかじゃなくて、そこは変わってほしくないとこだから嬉しいよ(^∀^)
ネ:そかw あのクッソ生意気な妹に、フィーモの理解力があればなぁ・・・
フ:ネーソーさ、アインちゃんと会う度にケンカしてるでしょ?
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ギクギクーン ん・・・んなことねーわ!!アイツが生意気なだけだよ!!俺っちは、その、大人の対応というか・・・
フ:あんだけ暴れといてよく言えるねw
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ウッ だって、アイツ生意気なんだよ!!一言一言がカチンとくんだよ!!ホント生意気でムカつくんだよ!!
フ:生意気なのはわかったってw まあアインちゃんも、しょっちゅう言ってるけどね。またあのバカ兄貴がってw
ネ:あんにゃろう・・・
フ:僕からしたら、ケンカするほど仲が良いの典型に見えるけどね。
ネ:ち、ちげーし!!何言ってんだよフィーモ!!きもちわりーな!!
フ:・・・その反応もアインちゃんと同じ(^∀^)
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)オウフ
フ:きっと似た者同士なんだよね。お互いがお互いを知りすぎちゃってるから、気を遣わないし、言い方もぶっきらぼうになって。
ネ:兄への敬意が感じられねーんだよ。口癖みたいにバカバカ言いやがってよー・・・
フ:遅れてきた反抗期?
ネ:遅すぎんだろwww だいぶ拗れた兄妹だな・・・
フ:まあ、さっきのはアインちゃんもちょっと言いすぎなんじゃないかな?とは思ったけどね。
ネ:だよな!?だよな!?そーなんだよ!!アイツ何も分かってねーくせによ!!生意気な口ききやがって!!( `皿´)
フ:・・・またスイッチが入りかけてるよw
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)サーセン
フ:アインちゃん、毬固ちゃんと仲良いじゃん?
ネ:まーそうな。あの頃のメンツの中で、今アインが一番仲良いのはまりこかもわからん。
フ:だから、ネーソーとコユキさんを見て、過剰に反応しちゃったんだと思うなぁ。
ネ:過剰すぎんだろ・・・
フ:大親友の彼氏が自分の兄貴っていうだけで微妙なのにさ、その兄貴が、知らない若い女の子とデートしてて、しかも女の子の方は毬固ちゃんの服着てる。そんな光景見て、冷静でいられる?
ネ:いや・・・まーそーやって言われると・・・
フ:しかも。その服を毬固ちゃんのだと忘れてるっていうね。それで着させてるってところがまた良くないよね。
ネ:んだよ!!フィーモも結局俺っちを責めたてんのか!!味方はいねーのか!!
フ:そうじゃなくて。さっきも言ったけど、お互いさまってこと。アインちゃんも一瞬熱くなったけど、冷静に対応してたじゃん。このままネーソーを入れて話しててもまた衝突するから、2人にしてって。あのコユキちゃんの話のさわりを聞いて、思うところあったんじゃない?
ネ:おいふぃもげ。なんかアインのことを良いように解釈しすぎてねーか?オメーの個人的恋愛感情でひいきしやがって。
フ:(ドキドキーン)ち・・・ちちちちがうよ!それは関係ないよ!
ネ:オメーもよ、いつまで思春期みてーな恋愛してんだよ。モヒモヒしてねーでさっさと告れよ。
フ:ななな何言ってんだよハハ・・・ハハハ!(゜∀゜)ネーソー言ってることおかしいよハハハ!(゜∀゜)
ネ:動揺の仕方が古いんだよオメーはw あんなクッソ生意気な女の世話が出来るのはオメーしかいねーんだから、覚悟決めろっての。
フ:なんで僕が話の主役になってんの!今はコユキさんの心配しようよ・・・
ネ:ま、そこはダイジョブだろ。コユキはその辺しっかり話せるヤツだし、アイツも生意気だけど、さすがにそこまでバカじゃねーし。
フ:ふーん。なんだかんだ、信頼してんだね。そこもアインちゃんと同じだね(^∀^)
ネ:や・・・やかまし!!


<Dialog Ain and Koyuki in the park アインとコユキの会話 公園にて>

画像2


ア:・・・・・・
コ:・・・・・・
ア:・・・あそこのベンチでいいですか?
コ:はい。
ア:・・・・・・
コ:・・・・・・
ア:・・・・・・
コ:・・・・・・
ア:・・・座りましょうか。
コ:はい。
ア:・・・じゃ、コユキさん。さっきの話、詳しく聞かせてもらえますか。
コ:・・・分かりました。


<Story 12 Preview   次回予告>
大声屁コキ野郎 / 恋愛も飲み物も高校生 
万死に値します / 少しは構えよ
Coming Soon・・・m9(´めωめ`)
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。
※毬固の脚はまりこの脚です(日本語)
※次回更新は06/02(水)の17:00です。

↓Go to Story 12↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?