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【アヘキンスピンオフ】アヘアヘキングダム 1st Season Story 0

みなしゃまおはようございます○┓
アヘキン作者のめろです(´めωめ`)ヒエルネ

現在更新中の3rd Season。11月より週2→週1更新にしてしまいました。寂しい思いをしている読者さんも若干名いて下さるようなので(つぐみんとか橘さんとか鳥好きの絵描きさんとか)、過去にニコニコ大百科に書いていたスピンオフ記事を再編纂してUPしていきます。

今のオイラと言えば、めろりんぴっく大賞の副賞小説を書く関係上、受賞者5名の方の過去記事を読み漁りながら、構想を練っております。纏まった時間を取るのが難しいので、アヘキンスピンオフ記事の更新は不定期になっちゃうけど許してね。なお、同理由で現在コメント交流もかなり抑え気味にしております。寂しい。

さて。今日更新するのは、アヘキン1st SeasonのStory 0です。1stでは、アパートにネーソーの妹であるアインちゃんが来ることで、物語が一気に動き始めます。その直前、何があったのか。アインちゃんがアパートに来た理由、ムネたろうが最初あんな感じだった理由等々、色々分かると思います。

have fun ٩(๑•̀ω•́๑)۶


アヘアヘキングダム 1st Season Story 0

<Dialog Yuimi and Yuuya ―― ユィミとユーヤの会話>

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ユ:でもさー、こうしてママと一緒に出かけるの、ホント久々だよね。

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母:そうね。ユィミがなかなかこっちに帰ってきてくれないから笑
ユ:いや、ママ仕事忙しいんだろうなーって思って。秋の演奏会が終わるまでは我慢してたw
母:お気遣いありがとうございます笑
ユ:相変わらず、スパルタ指導?(´ゆωゆ`)
母:ううん。ユィミを教えてた頃よりは、だいぶ優しくなったと思う。
ユ:実の娘とは思えないくらい、厳しかったもんねあたしにはwww
母:実の娘だから力入っちゃうのよ苦笑 私もまだ若かったから・・・ 
ユ:ホント怖かったもんあの時のママ。あたししょっちゅう泣いてたし。
母:悪かったと思ってる。だからもう許して笑
ユ:じゃあ、お詫びのしるしに、帰る前にあと1時間だけカラオケ付き合ってよ。
母:あ、私これから行くところあるから。お1人でどうぞ。
ユ:えー(´・ω・`) なんでよー(´・ω・`)
母:人と会う約束があるのよ。
ユ:(๑꒪ټ꒪๑)ムムッ!? それはもしや・・・浮気相手??お父さん悲しむよーw
母:何言ってるの苦笑 音大時代の同級生よ。
ユ:へえー・・・ね、それさ、あたしもついていっていい??
母:ダメよ。その人、今入院してるの。騒がしくしたら迷惑でしょ。
ユ:あ、病院にいくんだ。じゃあさ、大人しくしてるから。てか、あれだったら病室の外で待ってるし。
母:うーん・・・まあ、それなら構わないけど、あんまりキャーキャー騒がないでよ。
ユ:だいじょぶだって。子どもじゃないんだから(´ゆωゆ`)ンム


<Dialog Yuuya,Shouko and Yuimi in the hospital room ―― ユーヤ、ショウコ、ユィミの会話 病室にて>
母:ショウコ、入るわよー。
シ:ユーヤ!待ってたわよ。来てくれてありがとう( ^ω^ )

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母:これ、買ってきたから。ショウコ、昔からこのお花好きだったでしょ。
シ:ありがとう( ^ω^ )
母:あ、でね、ゴメンこれ、うちの娘苦笑 来たいっていうから連れて来ちゃった。
ユ:はじめまして。ユィミです(´ゆωゆ`)
シ:あ!あのユィミちゃん!?
ユ:え・・・私のこと知ってるんですか?(๑꒪ټ꒪๑)
母:ああ、小さい時ショウコの家に何回か連れていったっけねw
ユ:えー覚えてない…てか、それならさっき言っといてよママ!
母:病室ではお静かに。
ユ:あ、すみません(´・ω・`)
シ:全然いいのよユィミちゃん!へぇ・・・あのユィミちゃんがねえ、こんなに綺麗になったとはねー( ^ω^ )
ユ:(´ゆωゆヾ デヘヘ
シ:うちのお嫁さんになってもらいたいくらいよ。あ、でもうちの息子には、もったいなさすぎるか(笑)
母:あ、ショウコ。息子さんは元気なの?
シ:「便りがないのは良い便り」って言うくらいだから、まあ、元気って言えば元気なのかしらね( ^ω^ )
ユ:息子さん、いらっしゃるんですね。
シ:うん。ユィミちゃんうちに来た時、何回か会ってるわよ?
ユ:え・・・そうなんですか。
母:まだ小さかったからね。3歳か、4歳くらいだったかしら。
シ:そうそう。2人でプロレスごっこしたりね。いつもユィミちゃんが勝って、うちの子毎回泣いてたわ(笑)
ユ:え・・・かすかに記憶にあるような無いような・・・(๑꒪ټ꒪๑)サーセン
シ:いいのいいの(笑)多分息子はなーんにも覚えてないからね( ^ω^ )
母:で、息子さん、今でも絵描いてるの?
シ:うん。何だかんだ描いているみたいだけどね。どうなんだか。
ユ:画家ですか?カッコイイですね。
シ:カッコよくないわよ(笑)絵を描くのが嫌になって家出した、親不孝な息子です( ^ω^ )
ユ:(絵を描くのが嫌になって・・・家出・・・)
母:ショウコ、そんな言い方したらかわいそうでしょ。
シ:ま、それでも可愛い我が子って思っちゃうんだから、私も立派な親バカよね。今は、イラストレーターの道に進みたいらしいけど・・・はたしてどうなるのやら(笑)
ユ:(イラストレーター・・・) あの、失礼ですが、ショウコさんの息子さん、おいくつですか?
シ:今年で23。
ユ:(家出・・・イラストレーター・・・23・・・)
シ:23にもなって、部屋の片づけ1つ出来ないんだから、ホント、困ったもんです( ^ω^ )
ユ:(部屋の片づけが出来ない・・・)
シ:チョンマゲみたいな髪型してね(笑)

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ユ:!!!!!!!(๑꒪ټ꒪๑)!!!!!!!!
母:・・・?
シ:( ^ω^ )?
ユ:あの・・・ショウコさん・・・息子さんのお名前、教えて頂けますか・・・
シ:ネーソーという名のドラ息子です(笑)
ユ:(でたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ)
母:ちょっと、どうしたの?
シ:・・・え、うちのネーソーがどうかした?
ユ:(ネーソーママンやないかあああああああああああああああああああああああああああああ)
シ:・・・ユィミちゃん?
ユ:あ、すみません・・・いや、あの、ネーソーくん、あたし知ってます・・・
母:昔のこと、思い出したのね?
ユ:いや、そうじゃなくて・・・あの・・・
シ・母:???
ユ:あたし今、ネーソーくんと同じアパートに住んでるんです。
母:え!
シ:そうなの!?
ユ:はい。「アヘアへ王国」っていう、ちょっと変わった名前のアパートなんですけどw
シ:あー!ネーソー、なんかアヘアヘ何とかってところに住んでるって言ってた(笑)へぇぇ。そうなのね( ^ω^ )
母:お互いに覚えてないのね。まあ、小さかったから無理もないけど笑
ユ:いや、びっくりしましたw でも、仲良くさせてもらっています。
シ:ネーソー、きっとユィミちゃんにいっぱい迷惑かけてるんだろうね。ゴメンね。
ユ:そんなことないですよ!ネーソーくんは明るいし面白いし、みんなのムードメーカーっていうか。あたしも、元気と笑いをもらってます。
シ:明るいって言うか、ただ騒がしいだけでしょ( ^ω^ )
ユ:いえいえw 本当に、ネーソーくんといると楽しいです。仲間想いですし、みんな自然とネーソーくんのところに集まるというか。
シ:それならよかった( ^ω^ ) ちょっと安心したわ。ユィミちゃん、これからもネーソーと仲良くしてくれたらうれしいです。
ユ:こちらこそです!(´ゆωゆ`)



【Yuimi's Case  ユィミの場合】
ママの同級生のショウコさん。まさかのネーソーママンだった・・・

それにしても、ショウコさんすごく綺麗な人だったなぁ。どっかで見たことあるなと思って、後でママに聞いたら、日本を代表するバイオリニストなんだって。どうりで。なんかオーラがあったもんなぁ。

ネーソーとは普段から何でも話す間柄だ。というか、ネーソーは聞いてもないのに自分のことをぺちゃくちゃ喋る。仲間に隠しごとはしない。何でも話す。本音で話す。

ただし。1つだけ例外がある。家族の話。これだけはネーソーの口からほとんど聞いたことがない。家族の話になって、自然とネーソーに質問したり話を振ることもあるけど、何故かはぐらかそうとしたり、話題を変えたりする。何かあるんだろうなとはみんな思っている。でもあのネーソーが語りたがらないんだから、興味本位で掘り下げてはいけない。ネーソーに家族の話はしない。いつしかアパート内の暗黙の了解となっていた。

でも、偶然とはいえショウコさんと会ったことは、話しておいた方がいいのかな・・・(´ゆωゆ`)ンムゥ

<Dialog Shouko and Ain in the hospital room ―― ショウコとアインの会話 病室にて>
シ:アイン、1つ聞いても良い?
ア:なに?( ´∀`)
シ:アインは、ネーソーと一緒に暮らしたい?
ア:・・・うん。
シ:そうよね。
ア:今、家で1人だから・・・
シ:ごめんね。近いうちに、何とかするからね( ^ω^)ノ”(´っω・`。)


【Neesou's Case  ネーソーの場合】
( >д<)、;´.・…ヴェエエエエエックショイ!!!!!!チキショイ!!!!!!!!

チッ、誰か俺っちの噂してやがんな(´◉◞⊖◟◉`)


・・・うっし!!頼まれてたサムネ完成!!てか完璧!!さすが天才!!


<Dialog Yuimi,Shouko and Ain in the hospital room ―― ユィミ、ショウコ、アインの会話 病室にて>
ユ:|ω・`)ノ |Ю し、失礼しまーす
シ:ユィミちゃん!どうぞ入って。急に呼びだしちゃってゴメンね。
ユ:いえ・・・
ア:こんにちは(・∀・)

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ユ:こんにちは・・・(´ゆωゆ`) (だ、誰だこの子・・・)
シ:あ、これね、うちの娘です。
ア:アインです。初めまして( ´∀`)
ユ:(ネーソーシスタああああああああああああああああああああああああああああああああああ)はじめまして。ユィミです!
シ:今日来てもらったのは、ユィミちゃんにお願いしたいことがあって・・・
ユ:はい・・・


<30 min later ―― 30分後>
ユ:・・・(๑꒪ټ꒪๑)・・・
シ:ユィミちゃん、こんな話聞かせちゃって、本当にごめんね(´・ω・`)
ユ:いえ・・・
ア:(´・ω・`)
シ:無理なお願いをしているのは、自分でも分かってるの。でも、今はユィミちゃんしか頼る人がいなくて・・・
ユ:分かりました。
シ:ユィミちゃん・・・
ユ:お役にたてるか分かりませんが、やるだけやってみます。
シ:ユィミちゃん、ありがとう。

【Yuimi's Case  ユィミの場合】
あーあ・・・引き受けちゃった。ダメなんだよねあたし。こーいうの大抵断れない。

ネーソーが家族の話をしたがらない理由。今日で全部分かった。いや、分かってしまった・・・家出した時の話は、酔っぱらった時ポロッと言ってたけど、こういうことだったのか。

でも、引き受けた以上はやるしかない。まずはアインちゃんと仲良くなろう。そして、良い作戦を考えねば(´ゆωゆ`)ヤッタルデ

あれ、でも私、オーディション近かったんじゃ・・・



<Dialog Ryouji and Munetaro in N.Y. ―― リョウジとムネたろうの会話ニューヨークにて>
リ:今朝、ショウコから電話が来た。アインとネーソーの同居の件、OKすることにしたよ。
ム:はい。
リ:前にも言ったが、私は反対だ。だが、今は日本に帰れない以上、アインの寂しい思いには応えてやれないから、仕方ない。アイン自身も、ネーソーと一緒に暮らすことを望んでいるようだ。だから、ショウコの意見を聞き入れることにした。
ム:はい。
リ:ただ、1つだけ条件をつけた。
ム:条件ですか。
リ:護衛ではないが、誰かに近くでアインを見守ってもらいたい。
ム:はい。
リ:何かあった時に、ネーソー1人では頼りないからな。
ム:・・・ネーソー様も、あれからご成長されているとは思いますが。
リ:まあ、それはそうかも知れないが・・・
ム:言葉が過ぎました。申し訳ありません。
リ:ムネ、日本に戻ってくれないか。
ム:・・・はい。
リ:こちらのことは大丈夫だ。
ム:・・・・・・
リ:ショウコのことも心配なんだ。ムネが近くにいてくれれば、何かあった時に安心だから。
ム:承知いたしました。ネーソー様にこのことは?
リ:言わない方がいいだろう。私の差し金だと聞いたら、決して良い気持ちにはなるまい。
ム:かしこまりました。では、ネーソー様には私の存在を分からせぬように、奥様とお嬢様のケアをいたします。何かありましたら、即座にご報告いたします。
リ:本当にすまないな。私もこちらの仕事がひと段落したら、すぐに帰国するから。
ム:はい。では早速、出発の手配をして参ります。
リ:よろしくな。



【Munetaro's Case ―― ムネたろうの場合】
ネーソー様に私の存在を分からせないように、奥様とお嬢様をケアする。

旦那様の命令は絶対だが、このミッションを遂行するのは簡単ではない。

だが、これこそが旦那様が私を信頼して下さっている何よりの証拠だ。

期待に応えられなければ、私は存在する意味がない。

さて、どうしたものか・・・

ネーソー様と距離を置く。

ネーソー様に近付かれないようにする。

ネーソー様がお嫌いなもの。

・・・キノコ。


これだけでは足りない気がする。

もっと、身の毛もよだつような。

絶対近づきたくなくなるような。

・・・大男。



キノコ&大男。大方針は決まった。

やるからには、徹底しなければなるまい。

なりきってみせる。

私は、身長3m40cmのキノコ職人。

おいらは、身長3m40cmのキノコしょくにん。

オイラハ シンチョウ3m40cmノ キノコショクニン。

グヘヘ(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)


1st Season Story 1に続く


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