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休職するまで

私は、仕事を半年ほど休職をして
現在は復職しています。
この経験から価値観も変わり
人生において視野が広がったと思っています。

まだ通院や服薬は続けていますが、
記憶を美化しないために
そして、誰かの役にも立てばと思って
当時の事を書き綴ってみます。


多忙MAXだった時


体調は、今と比べると元気な要素が何もないという感じでした。

  • 胃痛・むかつきで食欲不振、吐き気

  • 仕事に関する不安感が続く

  • 電話の着信が怖い

  • 考え事が止まらなく寝つけない日が続く

  • 焦燥感からPCに向かうと心臓がバクバクする・呼吸が荒くなる

  • ちょっとしたトラブルで涙が止まらなくなる

  • 思い通りにいかないと物を投げたいくらいイライラする

  • 夕方になると少し落ち着く

  • 休日は体が重く起き上がれなくなる

そこで、ウォーキングやストレッチをしてみたり
ストレス発散方法を試してみたりしていましたが
次第に、自分ではどうにもできない状態になっていきました。

  • 物音に敏感になり、電化製品の音や人の話し声がうるさく感じる

  • ちょっとしたことでブチギレる

  • 玄関を飛び出して泣き崩れる

  • 何も楽しくなくなる

例えるなら、
沢尻エリカみたいな状態だったんですよね。
全く余裕がなくて、すべてにイライラしては泣くという…。

どうにかしなきゃと思い、
ネットで心療内科を探して少し遠いけれど
Web予約ができる病院へ行きました。

初診は電話予約というところがほとんどですが、
とても電話なんてする気力はありませんでした。


12月の初診日


病院に向かい診察室に入ると、
まるで餅つきのような速さで質問攻めを受けました…
そして、「適応障害ですね」と診断されました。

自分で調べていたので、やっぱりか…
と思ったのと同時に
近所の内科では気の持ちようみたいな事を言われて
頼れる医者がいなかったので、少し安堵したような…
正直、この辺のことはあまり覚えていません。

とりあえず睡眠時間が確保できるように、
漢方薬だけ処方されました。
他には、
「仕事量を少しセーブしてもらえそうですか?」
と言われるくらいで、会社の上司に相談しなきゃと頭を抱えました。

伝えておきたいこと①

私の医者は、職場状況や今後の方針には関与してこないドライな感じです。
また、一般的に診察はこのように分かれています。

  • 心療内科の診察

  ⇒保険診療で一定時間を超えると追加料金

  • 臨床心理士などによるカウンセリング

  ⇒自由診療で金額はピンキリ

とりあえず診察を受けてみて、
自分に合った医者を見つけられるといいかもしれません。


診察から数日後


3、4日くらい経っても、なかなか上司に言い出せませんでした。
その時、社内で産業看護師についての掲示が出ていたので勇気を出して、
心身不調についてアドバイスをもらいたい
という感じでメールしてみました。

数日後、オンライン通話をすることになり
当日、緊張しながら話し始めたのですが、
情緒不安定になっていて涙がこらえられず大泣きしました。

通話後は、すぐに看護師から人事、
人事から上司に伝えられました。

伝えておきたいこと②


いい大人が大泣きしてしまうのって恥ずかしいですけど、メンタルが落ちちゃうと仕方のないことですからね。
産業看護師にも守秘義務があるので、
上司に伝えてほしくないことは、言えば報告しないでおいてくれます。


年末


それからというもの、上司が「休んだら?」と言ってはくれたものの、
不安と責任感でいっぱいの私は「休めないです…」
と答えてしまっていました。

でも、産業看護師との通話で
「早めに年末休暇に入ってみたら?」と促され、
気分を落ち着かせる薬ももらった方がいいかも
というアドバイスももらい、
なんとか、休む方向に気持ちをもっていきました。

こうして、病院へ行って診断書をお願いすると
診断名は抑うつ状態との記載でした。
その日は忘れもしない、世間は賑やかなクリスマスでした。
とんだクリスマスプレゼントだなぁと思いつつ、それ以外はまるで他人事のように何も感じられませんでした。


年始


とりあえず休むと言っても、年始からの仕事は?決めておかなくていいの?
という不安で正月休みに入ったのですが、
そんな心配がどうでもよくなるくらい
体が鉛のように重たくなっていました。

緊張の糸が切れ、ただ一点を見つめてしまうような感じで…

そして、仕事始めの日に産業看護師と通話をして
有休もなくなるし、
とても仕事をできる状態じゃないから休職したい
とやっと思えたのでした。

それからは、出口の分からない
暗い箱の中に閉じ込められたような気分でした。

伝えておきたいこと③


医者には仕事始めでもある年明けの診察日初日に来てって言わていれたのですが、
とても行くことができず…3日後に行きました。
でも、診断書上の休職開始日は遡って記載してくれたので、
その分は有休を消化せずに済みました。


休職が決まってから


何かと体調を確認してくる上司に、仕事の引継ぎをしてほしいと言われて
頭も回っていなく罪悪感でいっぱいで断れなかったので、
1時間半くらい引継ぎをしました。

翌日、産業看護師に報告をしたら、私の代わりに怒ってくれまして(笑)
同僚たちが仕事のことで私に個人的に問い合わせをしないように、
上司に指示をしてくれました。

そこから、上司は心配をしてなのか通話しようと
何度か連絡が来ていたのですが、
人と話すとイライラするということで断り…
産業看護師との定期通話のみになっていきました。

会社のメールやメッセージを確認しなくなったのはいつからでしょう…
人事と書類上の手続きをして、2月に入ってくらいからですかね。
あまり覚えていません。
考える気力がなかったみたいです。

休職で大事なのは、休む勇気と
休むことに専念する環境を作ることだと思います。
仕事のことなんて考えなくていいんです。
それどころじゃないんですから。

それと、今振り返れば
ストレスチェックで高ストレスになり産業医面談の案内が来ていたので、
ちゃんと受けていたらもう少し早く状況を改善できたのかもしれません。

ストレスチェックは思ったより精度が高いってことですね…
面談をする時間なんてない!と思っても、
自分の健康があっての人生ですから。
たまには少しだけでも、自分の体を労ってあげてください。

今年のクリスマスは、ほっこり出来るといいな。

長くなってしまいましたが今回はこの辺で。
復職までの経緯はまた次回、書きたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

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