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東海道新幹線が不通だったので北陸新幹線で大阪~東京を往復した全記録

台風10号の影響で結果として8/27~9/1まで東海道新幹線が不通となり、大阪から8/31に東京でライブに参戦する予定があった私も影響を受けることに。
日本の大動脈が長期にわたって不通となった影響は大きかったものの、幸い私は多少時間がかかって費用もかかったものの指定席で快適に移動することができライブ参戦も滞りなくできました。
ちなみに参戦したのはLINE CUBE SHIBUYAで開催された藍月なくる2ndLIVE「鏡像崇拝」。

渋谷駅に掲示された藍月なくるの応援広告

ここからは私がどのように動いたかを時系列で書いていきます。今後のご参考にどうぞ。


ライブ5日前~3日前 8/26(月)~8/28(水)

当初四国に来ると予報されていた台風10号が西に大きくそれ、本州縦断という予報に変わったのがこの頃。この時点では8/31(土)には台風が関西~東海を直撃という予報で、本格的に「参戦断念」という4文字がちらついていた時期でした。
但し、この時点ではまだ東海道新幹線の動向も分からなかったので、事態を静観するばかりでした。1ヶ月前にエクスプレス予約で予約したのぞみ号もこの時点ではまだキャンセルしていません。もっとも、線状降水帯の影響で静岡で大雨が降っており、この頃から東海道新幹線は不通となっている時間がありました。

ライブ2日前 8/29(木)

JR東海による払い戻し手数料無料化宣言・計画運休宣言

この日の時点でまずJR東海により8/31(土)の列車について払い戻し手数料無料化宣言が出ました。8/25(日)分から、台風の進行に合わせて段階的に払い戻し無料化が進められてきましたが、この日にJR東海のまず新幹線が8/31(土)、在来線が9/1(日)まで払い戻し手数料無料となりました。
そして夕方には8/31(土)の三島~名古屋の新幹線計画運休も発表。のぞみ号は全便運休が決定しました。

北陸新幹線への迂回予約

これを受けて、まず8/31(土)の往路について北陸新幹線経由の列車を予約。
新大阪→敦賀 サンダーバード11号(09:17発、10:35着)
敦賀→大宮 はくたか562号(10:58発、14:27着)
を予約しました。サンダーバードはJR西日本のe5489にて、WESTERポイントチケットレスを選択。特急券部分が1,190ポイント。別途乗車券(通常2640円)が必要なので注意。もっとも乗車券は紙でもICでも大丈夫ですので、ICOCAで入場してそのまま乗車すれば大丈夫。
はくたかはJR東日本のえきねっとにて、新幹線eチケット(トクだ値1)を選択。大宮降車なので14,140円。乗車券・特急券セットで、モバイルSuicaでの入場なので券の受け取りも不要です。JR西日本の駅では券の受け取りが北陸新幹線の駅でないとできないんですが、Suicaで入れるなら券の受け取りは不要なので楽ですね。加えて2日前の時点でまだトクだ値1が残っていたのも大きかった。皆様ご存じの通り当日はデッキに立席客が出るほどの混雑だったのですが、2日前の時点では全くそのような予約状況ではなかったのです。
サンダーバードとはくたかの予約が取れたのを確認後、往路ののぞみの予約を払い戻し。復路ののぞみの予約はまだ生かしています。

ライブ1日前 8/30(金)

名古屋~三島計画運休宣言

この日、8/31(土)に続き9/1(日)も三島~名古屋の新幹線が計画運休が決定しました。
これと連動して9/2(月)までの払い戻し手数料無料化宣言も出たので、復路の予約もこの日に取り直しました。

北陸新幹線への迂回予約

9/1(日)の復路の列車は以下の便
東京→敦賀 かがやき509号
敦賀→新大阪 サンダーバード28号
を予約しました。往路に引き続き、敦賀までの直行便が取れています。
復路はトクだ値1が残っていなかったので、新幹線は紙のきっぷを選択。東京にいる分には発券は容易なのと、ホテルが恵比寿にあったので都区内→大阪市内の乗車券にして恵比寿~東京の切符代が浮くのを期待しての選択となります。サンダーバードの特急券は往路同様WESTERポイントチケットレスです。
予約が取れたら、のぞみの予約はキャンセル。無手数料での払い戻しとなりました。

ライブ当日 8/31(土)

往路 新大阪→敦賀

新大阪駅にて、サンダーバード9号

当日は朝早く家を出て、新大阪駅には8:30過ぎに到着。新大阪駅に早く着けたので、サンダーバードを予定より1本早い9号(08:44発、10:03着)に変更。WESTERポイントチケットレスは当日の便変更も無手数料で可能なのですが、サンダーバード9号に空きがあって助かりました。この時間帯のサンダーバードは満席ではなかったのです。

往路 敦賀駅

敦賀駅新幹線側コンコースに設置されているサイネージ

電車は定刻通りに京都、そして敦賀へ。敦賀駅では乗り換え時間を55分確保し、駅ナカのセブンイレブンで駅弁なども調達。駅ナカのセブンイレブンはかなり混雑していました。レジは4台あるものの、店内を縦断するようにレジ列が伸びていくため買い物は結構しづらかったです。
ここで一度東口の改札を出て、モバイルICOCAをモバイルSuicaに切り替え、再び入場。乗り換え改札を通って新幹線ホームへ。この日は乗り換え改札のきっぷ投入口は塞いであって素通り、タッチが必要な乗客のみタッチして通過という形となっていました。
駅内の混雑はありましたが、新幹線・特急列車の到着時には一気に混むものの次の列車が発車する頃には解消しており、本当にこの駅は乗り換えのために混むのだということを実感しました。

往路 敦賀→大宮


当日の昼ご飯とライブペンラ

発車時刻になったのではくたかに乗車して大宮へ。自由席車両(1~3号車)から遠い10号車であったため、混乱はほぼ無し。自由席車両はさぞ混雑していたでしょうが…。
大宮駅で下車して、新幹線ホームを調査してから渋谷へ。大宮駅は目立った混乱も無く、15・16番線のホームで子どもが新幹線を眺めていたり、17・18番線のホームで東北方面の新幹線を待つ乗客が列をなしていたり、多分いつもと変わらないであろう風景でした。
ホームの調査が終わったら、湘南新宿ラインで渋谷へ。

ライブ会場

LINE CUBE SHIBUYAに届いたフラスタ
GREEエンターテインメント社長名義とファン有志のが一束ずつ

ライブ会場のLINE CUBE SHIBUYAこと渋谷公会堂です。3階席後方でしたが見やすかったです。ライブの内容については「藍月なくる」でnote内を検索してもらえればいろいろな方がレポを上げておられますので割愛します。
楽しかった。ああいうのが好きなんだよな。

ホテル

この日はホテルエクセレント恵比寿で1泊。7月頭頃に公式サイトから予約したのをそのまま生かして利用しています。素泊まりなので、夕食、翌朝の朝食は周辺で食べました。

ライブ翌日 9/1(日)

復路 恵比寿→東京駅→敦賀駅

新幹線かがやきと丸の内駅舎

恵比寿を朝7:30頃に出発し、ホーム長調査をした後山手線で東京駅へ。駅ナカでお土産を購入した後、新幹線のホームを調査してから新幹線かがやきに乗車。私は一番後ろの1号車に乗車しました。
かがやきは全車指定席なのですが、立席客も結構受け入れておりデッキは混雑していました。立席特急券の乗客は客席通路ではなくデッキにいるようにと再三アナウンスがあったのが印象的でした。ある程度乗客が入れ替わった金沢や福井でも同様にアナウンスしていたので、やはり指定席を取った客と取っていない客を混ぜると混乱の元になるんでしょうね。
なお、当日便の変更ができるかどうか検索しましたが、金沢の乗り継ぎ便含めて東京発はほとんど満席でした。金沢から敦賀までの間は多少席があったように記憶していますが、そこだけあっても東京から大阪には行けないので…。

復路 敦賀→大阪

新幹線駅舎とは打って変わって閑散とした在来線ホーム

敦賀駅に着いてからはホーム長調査をした後お土産を買って、サンダーバードに乗って大阪に帰りました。
敦賀駅の外に出てお土産を買おうとしたのですが、新幹線駅舎から駅ビルottaまで遠く、たどり着けずじまい。結局往路と同じ特急コンコースの駅ナカのセブンイレブンでお土産を買って帰りました。

まとめ

今回使用したwebサービス

臨時きっぷ売り場
実際こういうところに並ぶのは大変ですよ

今回、東海道新幹線が不通となり北陸新幹線での東京遠征となったのですが、早め早めの予約が功を奏して個人的には大きな混乱も無く終えることができました。
これを実現するためにはえきねっとやe5489、エクスプレス予約などのJR各社の予約サービスに登録しておく必要があります。
関東・東北・北海道・信越・北陸で移動が完結できそうな方はえきねっと
東海道新幹線に乗って東京~名古屋~京都~大阪(~広島~福岡~熊本~鹿児島)を移動する必要がありそうな方はエクスプレス予約
関西・山陽・山陰にお住まいの方はe5489が必要になってくるかと思います。
九州内ですとJR九州ネット予約が必要になります。
登録しておけば、自宅でスマホ1つで全ての予約作業を完結できます。駅に行ってこれをやるのは大変なので、環境に合わせて登録しておくことをお勧めします。

必要な心がけ

こうした台風・大雨関係の運休は事前にある程度予想ができますので、本当に当日朝突然移動しなければいけなくなった人はともかく、予定が決まっていて動かせない人は他の乗客に先んじてきっぷを取っていくのが大事ということは言えると思います。それでもアナウンスを待たないまま慌てて動く必要は無く、こと新幹線に関しては払い戻し手数料無料化のアナウンスが出てからでも充分間に合います。逆にそれをせずに当日を迎えると過酷な旅を強いられることになります。
十分な対策をしてから臨めばこうした災害運休も怖くない。皆様良い推し活を!

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