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『コルフ号R-280』

何かを観たり体験したりして、そこに何かを感じたら手を動かし始める子供たち。「紅の豚」を観たあと、ポルコや飛行機が「かーっこいい!」と思ったそうでさっそく長男が飛行機を描いた。イメージ図だけじゃなく見取り図もちゃんとついて、全貌がわかりやすい。

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そこから、母が立体をつくった。もちろん張り子作業などしているときはもう長男は自分の飛行機への興味はとっくになくて弟とやいのやいのやっているのだが、たまに見に来ては「プロペラはもっと小さく」とか「うしろのはねの場所がちがう」など監修してくれる。各部位の大きさや位置の比率はほぼイメージ図と見取り図から計算して同じようにつくった。重心をとりつるしてみると、物体としてバランスが良い気がしてほぉと驚く。長男は『コルフ号R-280』と名付けた。

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このあとプロペラは風車のように傾斜のあるものにつくりかえ、前から風が来ると回るようにした。今後は、張り子よりも軽量化できる素材で作ってプロペラの比率を変えたらグライダーみたいに滑空できるのかな。本当は、グライダーのように飛ぶためにはボディに対する翼の大きさはこのくらいで...とか、この『コルフ号R-280』が自力で飛ぶためにはどこにどういう動力を配置して...とか、そういったことまで発展させることができたら最高。母も勉強しなければ。子供がくれる学びのきっかけは思いがけなくて心躍る。

何かを感じて自分なりに表現したくなり手を動かしはじめるその様子に強く共感する。君たちと一緒にみたいものがこの世界にたくさんあります。

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