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正夢の金継ぎ

前職のみんながいる前で何故だかわたしがブチ切れて手にしたカップを足下に投げて割るシーンがあった。とっても怒っていた。カップはずっとわたしが使っているコーヒーカップで、毎日何度も使うものだ。自らぶん投げてから、なぜよりによってあのカップを投げたのだろうと後悔した夢だった。

翌日、コーヒーカップがほんとに割れた。過去に落としたこともあるけれど割れなかったのに、その日はパカッと割れてしまった。ええええぇ〜と驚き悲しんでいたところに携帯のメッセージが鳴って、前職の職場でクラスターが発生してしまったということだった。結局昨日の夢が何のメタファーだったのかよくわからないのだけど、超常的なものは感じることがないのだけど、不思議なことがあるものだなと思った。

そのコーヒーカップには愛着があった。修理して使えたらよいのにと思って"金継ぎ"を調べてみた。いまは金継ぎによる食器の修理は普通のことなのだろうか?検索したらたくさん情報が出てきた。壊れても捨てないで、昔からの技術を用いて愛用品を使い続ける人が多いというのは良いことだな。金継ぎの職人さんたちとのマッチングサイトがあり、そこで相談して丁寧に答えてくれた方に頼むことにした。発送して3〜4ヶ月で修理完了、そこから漆が完全に乾くまで2ヶ月くらいは観賞用としてくださいとのことだった。半年かけて新しい姿になるカップ、その頃私も新しい姿になっているだろうか。そうでありたい。お互い新しい姿で会おうと、割れたカップを発送した。

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