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中国平安保険グループの平安銀行、「Asia’s Best Digital Bank 」へ選出される

『戦略をアップデートする』は、競争戦略コンサルタントとしてGAFA×BATH等の米中メガテック企業をはじめ国内外トップ企業の動向をフォローしている田中道昭が、日々行っているこれら企業へのリサーチの中から、その内容をnoteでシェアするものです。

今日の『戦略をアップデートする』のテーマは、中国平安保険です。

中国平安保険は、2020年7月24日付けプレスリリースで、「Ping An Bank Named Asia’s Best Digital Bank by Euromoney  A First for Chinese Bank(ユーロマネー誌が平安銀行をアジアのベスト・デジタルバンクに選出 中国の銀行では初)」と発表しました。

これは、権威ある金融専門情報誌「ユーロマネー」が、「2020 Awards For Excellence」において、平安銀行に「ベスト・デジタルバンク」のアワードを与えたというものです。世界でデジタルバンクや金融ディスラプターが躍進する中で、ユーロマネー誌は、アワードのポイントとして「平安銀行は組織の中から自らを破壊した」ことを挙げています。

平安銀行の親会社で中国平安保険グループの持株会社である中国平安保険【Ping An Insurance (Group) Company of China, Ltd.】は、アリババやテンセントなどに続く時価総額をほこり、保険、銀行、投資、およびインターネット金融を柱とするリテール金融サービスを提供しています。

その事業の特徴は、AI、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなど先端テクノロジーを事業の基盤にしていること、そして「フィンテック&ヘスステック」周りのサービス提供を戦略の中核に置いてエコシステムを構築していること。中国平安保険は、金融サービス企業というよりも、むしろリテール金融周りのサービスを提供するテクノロジー企業と言った方がより本質をとらえているのです。

田中道昭

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