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バイデン新大統領が2021年1月20日に誕生、就任演説の注目ポイントは?

このnote記事『戦略をアップデートする』は、競争戦略コンサルタントとして「GAFA×BATH」などの米中メガテック企業をはじめと国内外トップ企業の動向をフォローしている田中道昭が、日々行っているこれら企業へのリサーチの中からその内容をシェアするものです。

今日の『戦略をアップデートする』は、いつもの記事とは趣向を変えて、ジョー・バイデン新大統領誕生を取り上げます。

本日、東洋経済オンラインで『バイデン1/20就任演説で外せない7大ポイント 危機的なアメリカをどう一致団結させるのか』という私の記事が配信されました。

1月20日のバイデン第46代アメリカ合衆国大統領誕生まで、いよいよ一週間をきりました(政権移行サイト)。一方で、アメリカはトランプ政権の4年間はもとより、その歴史においても最大級の危機的な分断を経験しています。

大統領就任式を2週間後に控えた1月6日、トランプ大統領の集会演説を受けて、支持者らによる連邦議会議事堂への乱入事件が発生しました。それに対して、民主党側ではトランプ大統領に事件を扇動した責任があるとして11日に弾劾決議案を提出、13日には同案が下院本会議で可決。それら反トランプの動きに対して、親トランプ派の中でも過激な層が20日の大統領就任式前後に武装して各地議会を占拠するのではないかという報道もされています。

議会3誌の1つ『THE HILL』は、1月7日付の「Biden's inaugural address might be one for the history books - in fact, it must be(バイデンの就任演説は歴史書に記されるものになるかもしれない-実際そうならなければならない)」という記事で、「Biden’s first speech as president needs to combine the high-minded idealism of Lincoln with the clear-eyed pragmatism of Roosevelt(バイデンの就任演説は、リンカーンの高潔な理想主義とルーズベルトの明確な実利主義を組み合わせる必要がある)」と述べています。

そこでは、バイデン新大統領の就任演説は、南北戦争最中にリンカーン大統領が行った二期目の就任演説と大恐慌最中にルーズベルト大統領が行った一期目の就任演説を組み合わせるべきと提言がされています。

バイデン次期大統領は、昨年11月7日の大統領選挙勝利演説で、「私は分断ではなく統合を目指す大統領になることを約束する」と宣言しましたが、その後、さらに分断が最大級に拡大しているなかで、今月20日に行われる大統領就任演説は国内外から注目を集めています。

わたしの東洋経済オンライン記事では、バイデン次期大統領に求められる重大な課題について、大統領就任演説に対しての7大注目ポイント 【 ①演説の対象(国内)、②演説の対象(国外)、③対立構造、④ビジョン、⑤世界観、⑥価値観、⑦セルフブランディング(ポジショニング)】への予測という切り口から考察しています。お時間が許せば、ぜひご覧ください。

田中道昭

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