はじめてのインターネット
現代ではインターネットが生活の一部となって久しいと言える。
利用者の増加に従い、アプリ開発が進みネットコンテンツも爆発的に増加したように感じる。
恩恵の一つとしては、個人が動画像を他者と簡単に共有できるようになったことが挙げられる。
その結果、生まれたばかりの赤ん坊でさえインスタなどに登場するし、更に言えば、自撮り画像をアップした妊婦の胎児は、お腹の中にいる頃から「はじめてのインターネット」を経験することになる。
ネットの利用は何もスマホやPCによるものだけに限らない。
一般のTVでもほとんどの機種はネット接続できるようになっている。役場や病院、駅などの施設においてもインターネットの技術を前提としたサービスを提供している。
知らず知らずのうちに僕たちはネットを利用しているのだ。
このようにインターネットは既に「始める」ものではない。
「始まっている」ものと考えるほうが適当だろう。
もはや電気やガスなどと並ぶ生活インフラとも呼べる代物と言える。
それにも関わらず、正しく仕組みを理解をしている人が多くない、という点が問題だと思う。
それは自らに及ぶ危険性を正しく認識できていないという意味である。
曖昧な理解による行為がもたらす結果によって、後の人生で後悔する可能性もある。
実生活では大人が守ってくれる子供の特権がネット上では通用しない。
また、溢れる情報に対して「見る目」を養う必要もある。
ネット情報に対して一定の距離を保ち、虚実入り乱れたものの中から取捨選択をすることが求められる。
既に価値ある情報はネット上にはほとんど存在せず、個人や企業の収益を目的としたものが大半である。(それがあるからネットが存在できるのだが)
まずはこれらのことを頭の片隅に据えて、ネットサーフィンに勤しんではいかがだろうか。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?