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チェロ弾きのためのエッセイ〜Try and Error and Try〜

「どんなことでもいいからやってあげよう。失敗とは、やらなかったこと」


私が大学で学習している際、先生がおっしゃったことです。この時、何かをやってあげる対象は怪我をした人でした。
怪我をした人を見たら、とにかく処置をしてあげること。合っていても間違っていても、その人のために何かしてあげよう、と先生は教えてくださいました。

そんなの当たり前のことだ、と感じてくれている人がたくさんいることを願っていますが、なにより基本的なことなのかなと思います。


音楽では。


「どんなことでもいいから思ってみよう。失敗とは、思わないこと」

対象はフレーズでも、楽章でも、曲でも。作曲者に対してでも、たった1音に対してでもいいかもしれません。お客さんに対して思うことがあるのも、いいですね。

私が無知なのかも知れませんが、ふと、無感情で演奏しなければならない曲ってなんだろうと考えてみても、一つも思いつきませんでした。

そうすると、やはり音楽でも「何も思わないこと」は失敗に近いのかも知れません。失敗という言葉が適切かはわかりませんが、今の所の私の結論です。

何かアイデアがあったら、私の考えが大きく変わる所ですので、教えてくれるとありがたいです。

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