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チェロ弾きのためのエッセイ〜なつやすみのしゅくだい〜


勝手ながら、目標を掲げさせていただきます。


「David popperの『High School of Cello Playing』でランダムに開いたところを1日の基礎練習とする」


あるチェロの大先生の練習を拝借したものです。
いかにこの練習が大変で、自分の技量がまだまだであるかを実感できるいい機会だと思ったので、実践させていただきます。
もちろん「できるまで練習する」と根性を試すのはあまりにも無謀ですので、まずは体験するくらいの気持ちでいきたいと思います。


なぜこの練習法の実践を思い立ったか。正直思いつきな所もありますが、決して今の基礎練習に満足していないからではないです。ましてやそんなことを言えるほどの身分ではございません。
ですが、夏休みということで時間があるため、何かに挑戦してみるのも良いかもしれない、といったところでしょうか。
細かいことは追々話していきたいなと思います。


目標期間は、1ヶ月。まずは続けること。
「継続は力なり」
私の座右の銘のひとつでもあります。


さて、今日開きましたのは12番。早速ト音記号が出てきてため息…早くも前途多難の相が見えました。
スラーで書かれていますがいきなりひと弓でできるわけないので、一つずつデターシェでさらいます。

少し進むと、同じようなフレーズが出て来てくれるのですが、同じことを繰り返すだけでも最初は一苦労。そして新しいフレーズの出現、風船に入れかけた空気が抜けるかのように集中力がすーーっと抜けていきます。だめだこりゃ。

ただ、音程に関してはある程度のパターンはあるようです。それでも難しいものは難しいのですが。

だんだん高音にも慣れてきて、スラーでちょっとだけ弾けるようになってきた!と思いきや親指の痛みが主張してきて…今まで親指で抑えることに慣れなかったことを反省しています。

結局12番全部を見ることはできず、1ページで今日は終了。
これはショートケーキ一個では圧倒的に糖分が足りないですね。座右の銘が霞んでいきます。

果たして続けることができるのでしょうか…



本日の結果
人生で初めて楽譜で酔いました。


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