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お家時間の休日

明日は土曜日。普段なら吞み歩いているような人たちは、金曜の夜をどう過ごしているんだろう。ゆっくり家で過ごすなら、いつもの飲み物にお酒を混ぜるのも悪くない。自分は紅茶にブランデーを差して飲んでいる。アッサムと相性がいい。

休日に何をするかは人それぞれで、たっぷり休みたい人もいれば、新しいことを始めたい人もいる。「何かやってみたいけど、何をやればいいかわからない」という人には、とりあえずプログラミングがいいかもしれない。PC一台あればできるし、飽きたらすぐにやめられる。学習サイトはいろいろあるけれど、いまのところ使いやすいのはここ、Progate(プロゲート)。

https://prog-8.com/

一部無料で使えるので「プログラミングコードってこうやって書くのね」と触りだけでも知りたい人におすすめ。ステップ学習式になっているのでゲーム感覚でできるし、初めて勉強する人もそこそこ楽しめると思う。

そういえば少し前に『一分間プログラミング』を読んで本の通りに操作し、PCを喋らせたことがある。「今日はいい天気です」とか、そのほか自分の打ち込んだ文章が画面から聞こえてくるのは新鮮だった。結局「パソコンが喋った。女の人の声だったな」以上の感想は湧かず、その後は何もしてないけれど、それなりに楽しかった。

https://honto.jp/netstore/pd-book_30161682.html

「休日までパソコンに向かうのは嫌。それより紅茶のカクテルを作って、お家時間を贅沢にしたい。できるだけ簡単なレシピで」。そんな人は、まず紅茶を淹れる時間を短縮するのがいいと思う。「午後の紅茶おいしい無糖」あたりは、無糖で飲みやすく、お酒やフルーツとの相性がいい。

もっと言えば、フルーツと合わせたりシロップを足したりするだけで、ノンアルコールのカクテルっぽくなる。だから「おしゃれに過ごしたいけど、今はそんなご時世じゃないし、あと家ではお酒のまないって決めてるの」という人も、チャレンジする価値がある。例えばスライスしたオレンジを入れるだけでも、いつもと違う香りと風味になる。

自分はアッサム×ブランデーしかやってないけれど、調べてみると多様と組み合わせが出てくる。「ミルクティーにはラム酒が合う。紅茶を淹れたあと、好きな量を注ぐだけ」「グレナディンシロップはおすすめ。ノンアルカクテルを作るときには必須」などなど、皆いろいろ試していて楽しそう。お家で創作カクテルバーティー、文字列だけで「映え」そうな感じだし、もう誰かやっているんじゃないだろうか。グラスをちょっと豪華な物にしたりすれば、インスタ映えは完璧に見えるけど。

自分は生活上の写真を撮って他人に見てもらおうとはあまり思わないので、飲み物を作っても作って飲むだけだ。紅茶以外には、濃いコーヒーに豆乳をなみなみと注ぐ、自家製ソイラテをよく飲む。豆乳は味噌と混ぜてスープにすることもある。豆モノ同士、相性がいい。

飲み物が準備できたら、あとは一緒に読む本が欲しい。これまでに『ひきこもり図書館』や『平熱のまま、この世界に熱狂したい』を推薦図書として記事で紹介してきた。これらもいいし、他に挙げるとしたらこのへんだろうか。

「シンデレラ」物語の原形を追う、中野京子の授業を文字で再現している。ドイツのグリム兄弟が採集した生々しいほうの童話と、フランスでシャルル・ペローによって一気に華やかになったバージョン。そして皆が知るディズニーの「シンデレラ」。それらを比較して見ていくもので、小説家志望の人には面白いかも。

https://honto.jp/netstore/pd-book_29481320.html

あるいは(全然、映えないけど)『物理学者のすごい思考法』。物理学者が書くエッセイ集で、「タコ焼きの半径はなぜ最大2cmなのか」などなど、その目の付け所に翻弄される一冊。物理学者が書くエッセイ集で、「タコ焼きの半径はなぜ最大2cmなのか」などなど、その目の付け所に翻弄される一冊。紅茶のお伴になるかは知らないが、新しい世界が垣間見える。

https://honto.jp/netstore/pd-book_30732456.html



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