弟子がXになりました

当ブログに何回か登場したことがある私の弟子(KS27さん)が昨日、初めてのX昇格を果たしたと連絡が来ました。


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今年1月からスプラトゥーン2を始めて、10か月でのX到達です。
私より3か月早い(笑)

初プレイの具合を見た感じ「キャラコンは完全に私より上手い」と思って、本人も以前より若干興味を持っていたスプラを結構マジでオススメしましたが、ここ数ヶ月間はご多分に洩れずA帯やS+帯でそこそこ苦戦を強いられていました(笑)

社会人にはプレイ時間の制約もあり、年齢的な適正うんぬんの話も散見されますし、やはり厳しいのかなぁと思うこともありましたが、リグマや私自作の攻略テキストを用いた訓練、そして本人の継続的な努力もあってここまで来ることが出来ました。


Xまで指導してみて思う事

個人的に「指導」という言葉はあまり好きではないのですが、スプラトゥーンをeスポーツと捉え、スポーツ界では馴染みがありそうだという理由で、ここではあえて指導という言葉を使わせて頂きます。

さて、ここまで指導してきて思うことがありました。
せっかくの機会なので、記しておきたいと思います。


1.正しく指導を行えばウデマエは上がる

当たり前といえば当たり前の話ですが。
ただ、スプラトゥーンというゲームは、野球やサッカーと違い何十年も歴史が積み重なってきたわけではありません。
当然ゲーム性(戦略、戦術的)部分のメカニズムがどこまで解明されているかと考えると微妙なわけです。
(そもそもそのような分析を行っているのは一部のプロチームのみ、と考えるとプレイヤー全体の1%にも満たないと考えられます)

そんな中(もちろん私の考えが100%正解かどうかは定かではないにしろ)極力ゲーム(試合、駆け引き)を分析し攻略法をある程度確立してから、それを指導する(身につけてもらう)ことが出来れば、X昇格は実現可能の範疇ではなかろうか、と考えて取り組んできました。

例えば、ガチマッチの勝ち方(マッチングの仕様とか、編成有利不利の考え方等々)、ルールごとの攻略ポイントをまとめたり、ですね。


2.「正しい指導」とは

1.でサラっと書きましたが、正しく指導を行うには、もちろん指導内容が正しい必要があるわけですが、同時に「指導の手法が正しくないといけない」わけです。

スプラトゥーンは上記の理由から、上手い人=ゲームのことを詳しく解っている人、という結びつきが比較的強いと感じます。

なので現状教えを請おうと思うと上手い人に頼むしかないわけですが、実際はプレイが上手い人と指導が上手い人がイコールにはならない、というのはそれこそ野球やサッカー等他のスポーツ界を見れば想像に難くないと思います。
ましてやプレイが上手い人の(おそらく)大半が、中学生~20代前半のプレイヤー。
先天的にリーダーシップを備えている人がどれくらいいるかと考えると、さらに人が絞られてしまうでしょう。

リーダーシップ論の観点からだと、リーダーとして必要な能力の内訳として、少年時代の環境が大きく影響するという道徳的側面と、知識や指導経験から備わる技術的側面の構成割合は、50:50と言われている。
すなわち、道徳的側面を備えている人材だとしても、やはり技術的側面の能力も身につけないと、より良い指導を行うことは難しい、という話になる。


第5回スプラ甲子園が始まり、来年度のNPBeスポーツシリーズの開催も決定。
今後ますますスプラトゥーン界が発展していく気運が高まっていて、楽しみがたくさんあります。

そんな中、今トッププレイヤーの方の中で、一部の人は今後「指導者の道」を考えたりする人もいるのではないかな、と思ったりもします。

そういう方々には是非マネジメントやリーダーシップについて勉強して頂けたら、きっと面白い未来が待っているのではないでしょうか。

(もし自分が今20代前半で、今の自分よりスプラが上手かったら、間違いなく何かやろうとしただろうな、と思います。笑)

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