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「めおと包丁」次はブランディング

こんにちは!「めおと」ブランドマネージャーの中川です。

「めおと」は夫婦のためのブランドです。
提供するプロダクトにより、夫婦の時間が創出される、または二人の時間が思い出される。そんな世界観を提供しているブランドです。


「めおと包丁」次はブランディングです!

さてさて前回の続きから・・・
 
▼前回の記事はこちらです。

包丁は三徳包丁とペティナイフのペアにして、夫婦のための包丁にしよう。
アイデアが固まり、すぐに包丁の製造元に連絡。
同型のペティナイフも製造可能か確認する。

数日後「できますよ」という連絡を受け、包丁(ハード)は作れる目途がついた。

ただ、モノづくりはまだまだこれから。
ロゴ、パッケージ、WEB、パンフレットなど、ブランディング(ソフト)部分の制作が残っている。

包丁のスペック(使っている鋼、切れ味の良さ、工法、伝統)だけでなく、メッセージ、物語こそ勝負と考えていたので、ブランディングの部分はとても重要。

まずはグラフィックデザイナーに相談・・・というのが普通の流れ。
しかし、私の場合は、デザイナーとの間に入ってくれるような人を探すところから始めた。

これは、過去にブランディングに挑戦したときの、苦い経験からくる判断だった。
その時は、雑誌BRUTUS(ブルータス) に載るような、素敵なインテリアガーデニングブランドを目指した。

室内やベランダに、植物や花を配し、それを飾る、特別な花瓶、鉢、資材も用意。
癒しや彩りを与えるブランドという構想だ。

知り合いに紹介してもらい、あるグラフィックデザイナーに会いに行く。
過去の実績などから、この人に頼めば間違いないんだろうな・・・と、お願いすることにした。

そして、こちらの「こんなブランドにしたい!」という要望を伝える。
ほどなく、まずは数種類のロゴマーク候補が上がってくる。
それを見て同行していたスタッフはテンションが上がっていたが、私は(なんか違うんだよなぁ・・・)という思いがあった。

翌日、妻にも「このロゴの中でいいのある?」と聞いてみる。
妻は、私の心の中を見透かす名人なので「気に入っているのないんでしょ?」と答えてくる。

ただその時は(デザイナーさんというのは、自分よりはるかにセンスがあるわけだし)と考え、スタッフ間で人気だったロゴに決定した。

次は商品の撮影、Webサイトの制作へと移っていく。
ここも、プロ(相手側)に基本お任せ。できあがってきたWebサイトのラフは確かにセンスあるものだった。
ただ、それをWebサイトに仕上げてパソコンで見たら(全然ダメだ。これじゃ売れない)と瞬時にわかった。

※「めおと包丁」を販売している株式会社プラスワイズは、私がネット通販で創業し、今もネット通販が主力事業なので、売れるWebサイトかどうかは画面を見ればすぐにわかる。

どこかを少し修正すれば・・・というレベルではなく、決定的に何かがダメだ。と感じた。
結局、デザイン料、撮影代金などは全てお支払いした後、Webサイトは一般公開せず、ブランドの構想自体をお蔵入りさせた。

以上の経験があり、私はデザイナーさんへ、こちらの意図をきちんと伝えることに苦手意識があった。
(なんかこう、私とデザイナーさんの間に入って、うまいこと調整してくれる人いないかなぁ・・・)

そんなこと考えていると、ある人の存在を知ることになる。


次回は相棒となる、ディレクターとの出会いです。