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YOSHIMI LOVINSON|大西芳実
2024年5月9日 12:29
青の火の色無き風とさらさらり「FLOAT」湿度を脱いだ風が、夏の終わりを町中にふれ回る。蒸篭の中にいるような季節を越えて、蓋の抜けた空を見上げると、秋の色を帯び始めた。気づけば無我夢中のまま、僕たちはまた一つ夏を駆け抜けていた。「あれ」から3ヶ月が経とうとしていた。2005年 9月末日鎌倉麺や ひなどりPM15:00「よ〜し!みんなお疲れさん!あ
2024年5月21日 23:04
「BURN」2005年12月初旬AM10:30「こなぁぁゆきぃ♪ねえ、えいえんをまぁえにぃあまりにもぉろくぅ〜♪あぁあああ〜♪」最近流行りの歌を口ずさみながら、僕は硬さを増した空気の中を走り抜け、原付を駐輪場に停めて店に向かう。Gが入店してから、僕は2人に朝の支度を任せて、憧れの「重役出勤」を手に入れていた。ひなどりの開店は11:30。僕はそれまでに銀行で両替をし