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自分の体質が朝型・夜型を確かめる方法!朝型夜型質問紙法(チェックリスト)

幸せには「睡眠の質」が欠かせない。睡眠習慣を改善すればするほど、自分に何が欠けているかが見えてくる。多くの睡眠の本を見ても、似たようなことばかり書いているな~とか、何を試しても効果を感じないんだよな~と思っていたのだけれど、それは人により睡眠の問題点が違うからだと理解できた。この本のおかげだ。

この本の中で紹介されていた自分の睡眠スタイル(朝型・夜型)を確かめるチェックリストが面白かったので紹介したい。だいたいの人がチェックリストをやってみなくても、朝型・夜型を判別するのは難しくないだろう。でも、あえてこのチェックリストをやってみると良い理由がある。

朝型の人は少ない

仕事の能率を高めるために短時間睡眠や早起きを推奨する本が多いけれど、多くの人は、そんなノウハウを真に受けると睡眠不足に陥ってしまう。そもそも、ショートスリーパー体質の人は全人口の0.04%だという。

「2009年にカリフォルニア大学教授の 傳 惠 博士らの研究チームが、DEC2という遺伝子の突然変異がショートスリーパーに関係すると発表した。  さらに、傳博士の研究チームは2019年にADRB1遺伝子の突然変異もショートスリーパーに関係することを新たに発見した。DEC2遺伝子の変異を持つ人は1%未満、ADRB1遺伝子の変異を持つ人は0・004%と言われているので、遺伝子の影響を受けた「真のショートスリーパー」の人口は非常に少ないと考えられる。それ以外の人が訓練してもショートスリーパーにはなれず、7時間以下の睡眠は病気のリスクを高めるだけだということを理解しておきたい。」

成功する人ほどよく寝ている 最強の睡眠に変える食習慣 (講談社+α新書)
前野博之

ただでさえ、日本人の大多数の睡眠時間は不足していると言われているだから(参考:6時間睡眠は危険?【感想】NHKスペシャル「睡眠負債が危ない~“ちょっと寝不足”が命を縮める~」)。

現役のビジネスパーソンで、22時~23時に寝ることができる環境の人って少ないんじゃないかな。早くても24時くらいになっちゃう人が多いと思う。仕事に行くためには、通勤電車を計算すると6時台には起きなければならない。結局、睡眠時間は6時間前後しか取れない。つまり、問題は体が朝型ではないのに、朝型のスタイルで仕事をさせられてしまうことだ。

そのツケは確実に身体で払わなければならなくなる。そこで、自分の本当の体質を見極めておきたい。

朝型夜型質問紙法(チェックリスト)

チェックリストに答えていくだけで、今の自分が朝型か夜型か分かる。まあ、私の場合は、夜は遅くまで起きていられないから夜型ではないことが分かるし、朝も起きるのが辛いから朝型ではないことも分かる。

実際にチェックリストを行ったところ、診断は朝型でも夜型でもないという診断だった(つまらんねぇ)。

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だから突飛な生活スタイルではなく、22時~23時には普通に寝て、7時~8時には普通に起きる生活が一番体質に合っていることが分かる。無理がきかないタイプだと知っておくのも大事なことだ。

「夜を捨てる」しかない

ただ、現実的にそんなに早くは眠れないし、朝だってゆっくりしていられないっていうのはよく分かる。以前の私も仕事から帰宅すると22時過ぎていたし、朝は6時半には起きないと仕事間に合わなかったから、絶対睡眠時間を確保するのは難しかった。

体を壊しかけて睡眠の必要性を強く自覚してからは、生活スタイルを変化させることに全力を注いだ。特に有効だったのは、もう「夜を捨てる」ことだ。夜に何かできると思えば、デッドラインがないもんだから、仕事が必要以上に増えてしまう。

ちなみに、今の私のデッドラインは「夕食」だ。この時間を超えたら、もう一日の仕事は終わりだ。

そのためには、日々行う仕事を極限までシンプルに絞り込む必要がある。多くのタスクを捨てなければならない(参考:第二領域が肥大化。目的地の不在と劣後順位の話。)つまりは、睡眠の問題に向き合うことは、どのように生きるかってことと切り離せないのだ。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq