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「明るい言葉・オノマトペ」を多用するだけでポジティブ思考に変われるって本当?

自分のEQを調べて分かってきたのは、物事を「悲観的」に考える傾向だ。「ネガティブ」なんだ。先々のことを悪く悪く考えて、最悪を予想して物事にあたるタイプだ。自分の中では、これが「現実的」な長所のひとつでもあると思っているものだから、なかなか手放せなかったのだろう。

でも、どちらかというと、悲観的な考え方は、自分の感情にはマイナスに作用していることが分かってきた。心配してもしなくても将来は変わらないし、予想だけで落ち込んだり動揺したりすると、いざという時に使うエネルギーがなくなってしまう。

そこで、できるかぎり物事をポジティブに、楽観的に考えるようにしたい。そのための一つの方法は、楽観的・ポジティブな言葉を多用することだ。考え方をコントロールするのは難しいけれど、自分の使う言葉をコントロールすることはできる。

できるだけ「明るい言葉」を使う

物事を表す時には、できるだけ「明るい言葉」で言い表すと気分が良くなる。高山直氏の本の中で、小さな子に「楽しい?」と聞いたところ「少しだけ楽しい」と答えたというエピソードが載っている。「楽しくない」とも言えるけれど、それをあえてポジティブに言い換える子どものセンスに感動したのだ。

物事を言い表すには、様々な言い換えができるが、できるだけ明るい言葉に変換するのは良いトレーニングになるだろう。明るい言葉の例が列挙されていたので、気になった言葉をいくつか拾ってみた。

・満点・100点・ホームラン・うきうき・燃える・やる気・素敵・目標達成!・大当たり・活気がある・晴れ晴れ・拍手喝采・新鮮・温かい・すがすがしい・スマート・美しい・感動・やっほー・元気・イキイキ・美味しい・かわいい・にこにこ・わくわく・明るい・キラキラ・嬉しい・楽しい・幸せ・素晴らしい・おめでとう・さすが・ありがとう・うまくいきました・かっこいい・ラッキー・いけてる・ファイト・満タン・ファインプレー・前向き・頼もしい・エネルギッシュ。ガッツだぜ!・ナイス!・達成・合格・モリモリ・成功・勝利・・・・(P152)

EQ こころの鍛え方 行動を変え、成果を生み出す66の法則 –東洋経済新報社 (2003/12/19) 高山 直 (著)

面白いのは、書き出しているうちに、気分が上がってくることだ。実はこれは「プライミング効果」として知られていて、いろいろと面白い実験が発表されている。

無意識に影響を及ぼす「プライミング効果」

マルコム・グラッドウェル氏の本で読んだ実験が面白かった。被験者に「古い」とか「寂しい」とか「灰色」などの言葉を読ませる実験を行い、その後の歩き方などを調べたところ、その言葉に影響されて、姿勢が悪くなったり、老人のようになってしまっていることが分かったそうだ。

もちろん被験者には、この実験の意味を伝えてはいない。自然な形で、ネガティブな気持ちにさせるワードを読ませただけなのだ。これくらいのことで人の気持ちは変化するのだ。

そうだとすれば、自分が発する言葉、書き出す言葉には細心の注意を払うべきだろう。ネガティブな言葉を発すれば発するほど、自分も、それを聞く人もネガティブな気分になるだろう。できる限り、ポジティブに、明るい言葉で表現することは大切なことだ。

気持ちが上がる「オノマトペ」

先ほど、明るい言葉の例をかき出していて気づいたけど、意外と「オノマトペ」が多いってことだ。ポジティブな気持ちを表現するオノマトペをできる限り蓄えると、人の気持ちをグッと上げるのが得意な人になるだろう。もちろん、発する言葉は自分の気持ちにも影響がある。

これで想像したのは、長嶋茂雄氏だ。

長嶋茂雄氏はメンタルが強く、ポジティブな人だけど、常に気分を高揚させるワードでしゃべっているからなのかもしれない。メンタルを強くするチャレンジとしては、これは面白いアイデアを得たぞ!



大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq