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病院から紹介された葬儀社との付き合い方。事前に決めておくこと。

今の時代、病院で亡くなることが圧倒的に多いものだ。私の身内もほとんどが、最後は病院だった。家で看取るのは現実的には難しい。タイミングも思ったようにはいかないものだ。

そうなると、どの葬儀社に連絡するかというのが、最初の一山だ。なんだかんだ、人はギリギリまで死ぬことを考えていないから、葬儀の手配はいざという時までそのままになってしまうことが多い。黙っていればそのまま、病院と提携している葬儀社を紹介される。

病院から紹介された葬儀社

病院に詰めている葬儀屋さんは、基本的に病院のおすすめまたは、必ずしも安い・良心的というものではない。そのまま、コースに乗るかのように、葬儀一式までそこで頼んでしまうことにもなりかねない。だから前もって考えておくことが必要だ。

「病院詰めの葬儀屋さんはあくまで病院から霊安室の管理を委託されているのであって、けっして指定業者ではありません。もし頼みにしている葬儀屋さんがいるなら、そのことをはっきり相手に伝えなければなりません。人によっては強引なことをいってくることもあり、不愉快にもなり、また金銭トラブルにもなりかねません。毅然とした態度をとることが必要でしょう。」(P32)

これは役立つ「葬儀屋さん」の打ち明け話―知っておいて損はない、葬式あのことこのこと (成美文庫) (日本語) 文庫 – 1999/7/1
尾出 安久 (著)

自分が、こうしてほしいと思う葬儀の仕方があったり、費用を安く抑えたいと思って事前に相談している葬儀社があるならそのまま、病院詰めの葬儀屋さんにお願いするわけにはいかない。

搬送だけをお願いする

最悪の場合は、病院から紹介された葬儀社に搬送だけを依頼するというのも一つの手ではある。

「病院からの搬送だけをお願いするのもひとつの方法です。葬儀を任せるかどうかは二の次に考えます。相手がどんな葬儀社で、どんな担当者なのかもわからないうちに決めるのは、得策ではありません。搬送だけを依頼したのに、納棺しないと運べませんと言われ、二十万もする棺を売りつけられた方もいます。・・・よほどの遠距離か、ご遺体の状況が思わしくない限り納棺する必要はありません。・・・搬送だけでひきとって貰えばいいのですから。このときに搬送料を現金払いすることが多いようです。・・・くれぐれも予算枠と自分たちの考えをしっかりともって臨んでください。」(P44)

これは役立つ「葬儀屋さん」の打ち明け話―知っておいて損はない、葬式あのことこのこと (成美文庫) (日本語) 文庫 – 1999/7/1
尾出 安久 (著)

一時的でも家に遺体を引き取れない場合(マンションだったり、アパートだったり)には、遺体の仮置き場をキープしなくてはならず、そうなると、どうしても、その時に連絡がつく葬儀社に頼ってしまう。焦っている時の数万~数十万は、たいした差に思えなかったりする。だからこそ、事前に決めておくことは必要だ。

失敗談の類だけど、個人でやっている小さな葬儀屋さんと事前に、打ち合わせておいたけれども、亡くなったその日には連絡がとれず(夜間に連絡をしたものの、出てもらえず・・・涙)、結局は病院詰めの葬儀屋さんに遺体の運搬や斎場の確保をお願いしたということで、そうなると事前の備えも・・・なんだかな??となってしまう。

ある程度、組織だって24時間ちゃんと連絡がとれる葬儀社を自分で選定しておく必要がある。私もいくつか葬儀の比較サイトのようなところで、見積もりをとったけど、まだまだ、ここ!というところまで決めかねている。

#病院 #葬儀社 #葬儀 #葬式 #終活

大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq