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モチベーション研究の権威者が語る「目標達成法」がめっちゃ眼からウロコな件〜マネジャーの最も大切な仕事〜

目標達成の過程を「辛いもの」と考えがちになる人

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"マネジャーにとって最も大切なのは、「チームや部下にとってやりがいのある仕事が毎日少しでも前進するよう支援する」ことだ"
ー本書から抜粋

以前、モチベーション権威者の外国語本を紹介したことがありまして

その邦訳本がなんと2017年に出ていたことを自分はすっかり見逃してましてね笑。

それが『マネジャーの最も大切な仕事』という本。

個人的には「前進の法則〜12,000時間かけて分かった最もモチベーションが上がる方法〜」とかのほうがしっくり来るんですけどねぇ笑。

本書の主張は

感情・認識・モチベーションの相互作用(インナーワークライフ)を向上させることが会社の創造性と生産性を高めるよ!

といったもの。

で、そのインナーワークライフを最もポジティブに高めてくれるのが前の記事で書いた

前進した感覚を持つこと。ウソでも良いから持つこと。

です。

裏を返せば、

停滞感を抱いたり後退してる感じがしたら人はやめてしまいがち

だってこと。「おれ何やってんだろう・・・」って感覚ですね。分かるなぁ。

そう考えると、目標達成できない人たちって

目標を達成するには忍耐力や自制心が必要だ!

と頑なに信じてるんじゃないかな・・・・・。

間違っちゃいないとは思いますが、人間の理性はストレスにとても弱いという特徴がございましてね。。

詳しくは行動経済学関連の本を読むと良いかも(最近読んだやつがKindle Unlimitedで無料なので是非!簡単で分かりやすかった!)。

自制心や忍耐力を「ただ」発揮しても、だいたいは保たないものです。

目先の欲望をがまんしてつらくなるなら、先ほど言った「おれ何やってるんだろう・・・」と虚しい気分になりますし。

とはいえ、1年以上は継続しないとモノにならないよね〜と感じるからやっぱ難しいんですよね。目標達成のための継続って。

では、目標達成できる人だったり。「継続できる」と言われる人たちの特徴って何でしょうか?

目標を達成する人は「目先の楽しさを見つけること」がうまい

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では、「前進した感覚」をどうやってもつの?というと、

・小さな勝利を重ねる(筋トレできたとか)(=ポジティブ感情を抱く)
・それを記録につけて、ちゃんとやってることを確認する(=認識する)
・記録を見て「こんなにも進んでるのだ!」と気分をアゲる(=モチベーションUP!)

という感じが挙げられてました。上のように前進の法則っていうのは

ポジティブ感情
ちゃんと物事をこなした認識
モチベーションがアガる振り返り

の3セット揃っていることをお勧めされておりました。

ここから読み取るに、継続ができる人って実は

「目先の喜び」を生み出しながら継続(前進)してるんじゃ?

ということかと。

行動してポジティブ感情を抱く
記録して大事なことに時間を割いてると確認する
カレンダーを見てちゃんと続いてるぜ!ってなる

などなど、単にがまん強いというよりはその都度自分に快感を与えているんですね。

私自身もかなり共感する話で、今毎日更新250日超えたんですけど、こうやって書評ができるのは

・書ききったときの快感が素晴らしかったり
・書いてる時に「あ〜印象に残った点はそこかぁ」と認識したり
・毎日続いてるな〜、投稿した後思えたり
・読んでくれる方も増えてることが分かったり
・書くたびに新しい本を読むから知識が増えていったり
・書いた後の風呂が超気持ちよかったり笑
・・・・・・・

などなど、挙げればキリがないですね。おかげさまでかなり楽しみながら書いております。

何であれ「前進の法則」をもって、「目先の喜び」を抱いて進めば、かなり続くんじゃないかな〜と感じます。

「やりがい」と「快楽」のバランスをうまく取ろう!

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要は、例えば「運動を続けるぞ!」ってなった時に、運動したくないなぁと感じたら

・お気に入りの音楽を聴きながら走る
・走った先に好きな食べ物を用意する
・ランニングパートナーを見つける

といった風に戦略次第では自分を動かせたりするってことです。

走りたくないなぁと思っても好きな異性から運動を誘われたら、途端に走りたくなるくらいに人の意志ってブレブレなんですよね笑。

ブレブレって言い換えれば「どちらにも一瞬で転ぶ」ってことですから

・目先でやりたいことを大事にしつつ(目先の喜び)
・自分の目標に即した行動をする(前進)

ということがすごく大事です。

何よりやっちゃいけないな〜と感じるのが、

目先の欲望に負けてしまったら罪悪感を感じること

なんじゃないかなと。負けるのが普通ですから笑。

そうではなく、

目先の欲望に素直になりながらちゃんとやることをやる

ということ。

やりがい(=前進)」と「快楽(=目先の喜び)」のバランスをとっている人が結果として継続できていて、目標も達成できている状態なのではなかろうか?

って結果になっておりました。

単に忍耐力が高いってわけではなく「楽しさに素直になること」が大事。

これは今年こそ目標達成したいぜ!っていうまじめな方には相当イイ本ですなぁ。

ただ、サブタイトルにある「小さな進捗」は「小さな前進」の方が絶対いいと思っているのは自分だけですかね?笑


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