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神話には、「スゴイ!」と思わせる大きな力が間違いなくあるし、深層心理を知るいいきっかけにもなる〜神話の力〜
ストーリーテリングの偉人、ジョーゼフ・キャンベル
人生は意味がなくても、存在する。あなたがそれに意味を与えているのだ。人生の意味はあなたが何であれ、自分で決めたものだ。まさしく生きていることがその意味だ
ージョーゼフ・キャンベル
私が最近力入れて読もうと思っている本のジャンルに「経済」と「神話」がございまして。
神話についてしっかり語れるようになるならジョーゼフ・キャンベル氏は外せないと思い『神話の力』を読むことに。
キャンベル氏は、昨今全ての物語の「基本」といえる型、「ヒーローズ・ジャーニー」を開発したどエライ方。
どれほどどエライかと言うと
・有名SF映画『スター・ウォーズ』のキャラクター作成をジョージ・ルーカスから依頼された
・キャンベル氏の著書『英雄と輪廻(未邦訳)』は有名SF映画『マトリックス』や『ロード・オブ・ザ・リング』のストーリー構成に多大な影響を与えた
といったことが有名。どれもこれも世代を超えて観られるであろう作品ですね。。
ヒーローズ・ジャーニーについて知りたい方は下記からどうぞ。短いし分かりやすいです。
さらに詳しく知りたければ動画で出てきた、キャンベル氏の代表著書『千の顔をもつ英雄』からどうぞ。
余談ですが、わたしも『千の顔をもつ英雄』は社会人1年目にチャレンジしたのですが、肌に合わず読み進められませんでした(きっと今なら違うはず笑)。
キャンベル氏が語る「結婚観」に脱帽しました
ということで、本書『神話の力』のテーマに入っていくんですけどタイトルどうり
神話は私たちに対してどんな影響を及ぼしているのか?
と言うテーマをジャーナリストがインタビュー形式で問うていく話。
結論から言うと、神話が私たちの日常に大きく影響していることは間違いないのだと言います。
・生きる喜び
・生命について
・苦しみや貧困がもたらすモノ
・精神性の向上方法
などなど(これでもほんの一部です)、神話を読むことで自分の内面世界に多大に影響を及ぼすのだと。
中でも個人的に印象深いのが、「結婚」について。
キャンベル氏は結婚を神話から紐解くと「分離された二者の再統一」と言います。
続いて同氏は
”もともと、あなたがたは一体だった。今この現世で人は二つに分かれているけれども、「精神的には」やはり一体だったと認識することが結婚の本質でしょう”
と言います。
なるほど、ここで「精神的な一体」と言ったところがポイント。
子供を作るのは結婚の初歩的な面に過ぎず、陰(女性)と陽(男性)が相互にはたらき、真の存在を相互関係から形作っていき、ふたりでその形を美しいものにしていくこと
こそが結婚の主とした目的なんだ、と説きます。結婚のロマンを文章にするとこうなるんだなぁと感動しました笑。
結婚ひとつとっても神話的に語ると、「おぉ、なんだかスゴイな。そんな気がするな。いや間違いない」と食い気味になります。
これまた個人的にですが、神話はとにかく心からの説得力が高そうな印象。まさにストーリーテリングに重要なカギを握っている感じです。
自分の文章力はインパクトに欠けるところがあるから是非欲しい要素ですので、これからガンガン読んで行こうかなと思いました。
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