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「本来の自分の力」を発揮するためには?〜脳には自分を変える6つの力がある〜

人は6つの特徴の組み合わせで決まる!

カリスマ性

ここ最近、脳科学や心理学を使って人生をより良くしよう!って思ったり営業の説得力を増すために引用したりと、色々な場面で使われています。

今回は世界的に有名な心理学者・脳神経科学者で、「脳」と「感情」と「行動」のつながりを研究する第一人者、リチャード・デビットソン博士の著書『脳には、自分を変える「6つの力」がある。』という本を紹介したいと思います。

本書の中で、リチャード博士は脳力を6つの力に分けて、それらを鍛えることでポジティブな感情が維持でき、生産的な行動ができるんだという主張をしています。

簡単にいうとその6つの力とは

回復力:気持ちを切り替える力
展望力:前向きな自分を保つ力
社会的直感力:人と共感する力
自己認識力:自分と向き合う力
把握力:空気を直感的に読む力
注意力:ものごとに集中する力

のこと。本書は日本の脳科学者の茂木健一郎さんが訳を書いており、本書に対して「これこそ、あなたらしさが輝く脳の一番のメンテナンス法だ!」と絶賛しております。

脳の仕組みから導いた「6つの感情スタイル」

性格診断

本書では上の「6つの力」組み合わせで人間の性格は決まっており、例えば

気まぐれな人:「注意力」が低く、「自己認識力」も低い人
忍耐づよい人:「自己認識力」が高く、「把握力」も高い人

みたいな組み合わせだし、もっと説明すると

心配性な人:「回復力」が低く、後向きな「展望力」をもち、「自己認識力」が高く、「注意力」が低い人
楽観的な人:「回復力」が高く、前向きな「展望力」も高い人

と言った風に6つの力の高い低いの組み合わせを診断することで自分の性格を判別できるテストもあります。

そして大事なのはこの6つの力が高ければいいということでもないこと。心配性な人って後ろ向きかもしれませんが、仕事のミスは楽観的な人よりも明らかに少ないでしょうし、逆に忍耐強い人はその場に留まる力が強いのだから変化を受入れづらいといった特徴があります。

だから、自分がどう生きたいのかを決めて、そのために足りない力をエクササイズで高める事を推奨しています。

1日10分でできるエクササイズを紹介

慈悲

本書には巻末に「6つの力を高めるために、1日10分でできるエクササイズ」が多数紹介されています。以下のような内容です。

1.自宅と仕事場に気分を上げるものを置く

前向きな態度を身につけたければ、自宅と仕事場に気分が浮き立つようなものを置く。本書の例だと、家族の写真とか旅行の記念写真とか。ただし、必ずすぐに脳が慣れてしまうので、毎週のように写真を変えたほうがよい。

2.感謝を表現する

定期的に感謝を表現すると、脳のポジティブな回線が強化される。人の目を見ながら感謝を伝え、その日に起きた良いことを日記に残す習慣をつけるとよい。

3.人をほめる

意識的に他人をほめていくと、脳は人間の良い部分に目を向けやすくなる。その結果、自分の生活や自分自身の良い面にも注意が行くようになる。

4.マインドフルネス瞑想をする

脳の働きを良くしたければ、定期的にマインドフルネス瞑想をするのが一番。背筋を伸ばして座りつつ呼吸に意識を向け続けるトレーニングを行う。その際、自分の体の感覚にも意識を向け、気がそれても気にせず再び呼吸に集中すればOK。

5.1日10分集中トレーニングする

注意力を鍛えたいなら、1日10分の集中トレーニングがおすすめ。静かな部屋で目を開いたまま座り、デスクライトや消しゴムなど、なんでもいいので特定の物に意識を集中させる。もし思考がさまよいだしても、気にせずに意識を再びもどせばよい。


6.ボディランゲージに注意する

もっとコミュニケーションが上手くなりたいなら、相手のボディランゲージに気を配り、そこにどんな感情が表れているを推測してみよう。特に、表情とボディランゲージが、どのように声のトーンと連動しているかに注意するとよい。

7.感情リストを作る

もっと場の空気を読めるようになりたいなら、日ごろから「自分がどんな場面で感情的な反応をしたか」を記録したリストを作っておくとよい。1日15分、このリストを見て自分の感情について考えつつ、気分が落ち着くまで深呼吸をくり返すトレーニングをするのが効果的。

8.思いやりのイメトレをする

もっと打たれ強くなりたいなら、1日10分「思いやりのイメトレ」をしてみよう。何か困っている人(病気の友だちとか結婚生活に悩んでいる同僚とか)を頭のなかに描きつつ、息を吸うたびに他人の悩みが自分の体内に取り込まれる様子をイメージ。息を吐く時は、体内に取り込んだ悩みが解消されて外に出ていく感覚を想像してみる。これを週に4〜5日ほど続けると、脳が精神的なダメージに強くなっていく。

こんな感じで、多数のエクササイズが紹介されている上に200ページでサクッと読めるためオススメです!


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