アクション編「3.クライアントの声を直接聞く」
唐突ですが、質問です。
「クライアントの声、聞いてますか?」
そんなん当たり前じゃないか!と怒られるかも知れませんね。
だってコーチ・カウンセラー・セラピストはそれが仕事ですから。^_^;
僕が言うクライアントというのは
実際にセッションを受けてくれた人はもちろんのこと
これから自分のクライアントになってくれそうな人
も含んでいます。
むしろうまく行っていないころ(クライアントが少ないころ)は
こっちの方が重要です。
つまり「見込み客」の声を聞いてほしいんですね。
実は僕、最初のころ自分の見込み客がどういう人なのか
イマイチよくわからなかったんです。
うつの人をサポートするという看板を揚げたのはいいんだけど
実際にうつの人で話を聴けたのは、自分自身と友人一人と
クライアント2人くらいだけでしたから。
これなんで聞く必要があるのか?というと
「どういう呼びかけをしたら気付いてもらえるか」
ということに直結するからなんです。
「コーチングやってます」って言い続けてもクライアントが増えないということは
その言葉に反応する人が少ないということなんですね。
だから自分がターゲットにしているクライアントに
わかりやすく届きやすい言葉を言わなければいけないんです。
そのために「直接話を聞く」ことが大事なんですよ。
僕は幸い、精神科でカウンセリングを担当することが出来て
そのときに毎日のようにうつ病の人の話を聞きました。
その中でわかったことは、うつ病の人たちからは
「コーチング」という言葉は一度も出たことがないということでした。
逆に「カウンセリング」という言葉は使われることが多かったんです。
そこで僕は自分のメニューに「カウンセリング」を追加しました。
そうしたところ問合せが増え、コーチングにつながるようになりました。
コーチだからと言って、「コーチング」が届くとは限りません。
クライアントにとって「何が届くか」が大事です。