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ウシかウマか?

先日の夕食のときの出来事である。
一通り食事を終えたとしはる(父)が
いきなりこう言い放った。

「あーウシ負けた」

思わず目が点になった。
少し動揺もした。

いや、うん。意味はわかるよ。
小さいころに聞いたことがあるし。

でもさ、昭和中期生まれの私たちでも
おそらく使ったことがないギャグである。

そう。すごく寒い。
室温を2度くらい下げやがった。

こういうとき、どう反応しようか?
結構悩んだりもするのだが、
すかさずうちの奥さんがこう切り出した。

「お義父さん、どういう意味?」

天然砲炸裂である!

としはるはその言葉を聞いて
満面の笑みを浮かべこういった。


「うまかった(馬勝った)からウシ負けたや」


奥さん、関心しておる。

「あーなるほど!!!」

こういうとき一家に1人天然を置いておきたいものだ。

としはるは上機嫌であった。
こうして我が家の平和は保たれた。

奥、グッジョブである。

ちなみに三重県といえば松阪牛なので
ちょっとリンクを貼っておこう。
さらにちなみにであるが、
我ら庶民はなかなか食することができない逸品だ。


さて、この会話が終わったあと、ふと考えてみた。

「なんで馬の対比が牛なん?」

そうである。
なんとなくだ。あくまでもなんとなくであるが、
ウシの対比はブタではないのだろか?

それが証拠に三重県伊勢市には
豚捨という肉屋さんがある。

「豚肉を捨てるくらい牛肉がうまい」

という意味らしい。
ほらみろ。ウシの対比はブタだよ。

ちなみに豚捨さんはこちら。
伊勢神宮おかげ横丁にお店があって
食べ歩き用のコロッケとメンチカツが美味。

なんと知らぬ間に東京にも出店しておった!!
そちら方面の方、ぜひ行ってみて下され。

話しを戻そう。

「なぜウシが負けることになったのか」

知りたくなった。
なので調べることにした。

ちなみに足で稼ぐのは得意ではないので
ネットで調べたw

あった。
「地口」というらしい。
昔からある言葉遊びとなっておる。

一応見てみると、なんと自分が使ったやつがあるではないか!

「しまった、しまった島倉千代子」

関西圏の人ならおなじみであろう。
ていうか一度は無意識に口にしているであろう。

なんと、としはるのことをどうこういう資格は
私にはなかったのだ・・・・・。

あー「いやなこったパンナコッタ」も言うたことがある。
もはやこの時点で「親子だなー」って感じだ。


少し気分がモヤっとしたが、
事実は事実として受け止めよう。
この先使わなければよいのだ。うん。

てなことを考えていたら、馬対牛の見本を見つけた。
これである。

そう。フェラーリとランボルギーニだ。
いきなりハイレベルになった気がするが、
こういう引用ならまあ許そうか。

追伸1
「ウシ負けた」については、更に数日前
みちこ(母)も言っていた。
やっぱり夫婦である。

追伸2
ランボルギーニとフェラーリ、どっちが好き?と聞かれたら
「体形もそうだけど、うちの車庫に入らないから興味ない」
と答えるようにしておる。