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テクニック5【「いつもつながっている」ことを感じる】

うつ状態に陥っているとき、あるいはうつ病で
闘病中に怖いと感じることの中に、


「自分が一人ぼっちになってしまった」


という感覚があります。


人間調子が悪い時ほど、孤独が怖いものはありません。


ところが、うつ状態のときは他人との接触が辛かったりするので、
基本的には孤独になりがちです。

なので、自分で孤立する状態を作っておきながら、
どこかで孤独が怖いと感じる。

そんな矛盾した状況が出来あがってしまいます。

結論から言ってしまうと、
孤立感を持ってしまう事はよくありません。
いつも誰かが側にいる、いつも誰かとつながっている。
うつ状態であれ、健康的な状態であれ、
人間はこういった感覚を持っていないと、
幸福感や安心感を得ることは出来ません。

体調的に一人になりたい、他人と接触したくない
という気持ちは尊重しつつも、


今自分の側にいてくれているのは誰か?

つながってくれているのは誰か?


そこに目を向けて下さい。


そして、その人が存在してくれていることに感謝しましょう。
それは直接会ったことのある人でなくてもかまいません。
私自身も闘病中に、インターネットで知り合った友だちの
存在がとてもありがたかったことがあります。

出来る範囲で構わないので、
誰かとつながっているということを確認してみましょう。
そして可能であれば、メールでも構わないので、
その人とコミュニケーションをとってみましょう。

うつ状態の人をサポートしたい場合は、その人に対して、


「いつもつながっているよ」


というサインを出してあげて下さい。

言葉にしなくてもいいです。
家族であれば、同じ家の中にいるということが分かるように。
離れていれば、短いメールでも良いのでメッセージを送るように。
私は「寒くなったね」とか「最近どう?」いう短いメールを送ります。
たとえ返事がなくても、メッセージを発することが大切です。


はい。今日はここまで。

たとえ言葉を交わしていなくても
誰かと繋がれているというのはチカラになります。
当たり前だと思いがちの家族とのつながりも
実はすごくありがたかったりします。