見出し画像

フェルデンクライス&ゲシュタルト1日目

心理療法やカウンセリングに、身体からのアプローチを加えた講座が
鹿児島で始まりました。これから5か月間参加するので、講座の忘備録と
心と身体に関心のある方への参考になればと記します。

ゲシュタルト療法とは?

「今ここ」の自分に意識を向ける「気づきのセラピー」です。
いわゆる精神分析ではなく、その人全体をとらえることと
身体の動きに注目するところが特徴です。

フェルデンクライスとは?

心理療法に身体の動きの観察を取り入れたのは、フロイトです。
フロイトはすべての行動の裏には性衝動があるとして、
唇と肛門などを説明したのですが、(のちに死のエネルギーに変化していきました)

フロイトの弟子ライヒに学んでいたのが、ゲシュタルト療法の祖パールズ。
パールズと同時期に「身体を心地よく動かすことで脳を活性化させる」
メソッドを確立したのが、フェルデンクライスです。

フェルデンクライスはフランスで喜納治五郎と出会い、柔道柔術を学んでいます。フランス柔術クラブを成立したり黒帯を取得するなど熱心に学んでいましたが、イギリスで兵役後は膝を悪くし、新しいリハビリ方法を探してこのフェルデンクライスメソッドを確立しました。

このフェルデンクライスは主に2つの柱があります。

1つがATM(Awareness throught Movement)「動きを通しての気づき」

2つ目がFI(Functional Integration)「機能の統合」

それぞれの詳細については、またまとめますね。

今日は初日なので、
まず横になって2人1組で自分の身体を感じる、ということをやりました。

①膝を立てて、自分が心地いいと感じるように揺らす。

②相手に両膝に手を合ててもらって、動かす
  ↓
 相手の心地いい動きで動かしてもらう
  ↓
 自分の動きに戻る
  ↓ 
③太ももに手を当ててもらって動かす
  ↓
 相手が心地いいリズムで動かしてもらう
  ↓ 
 自分の動きに戻る


ということをやりました。

私は、人に触ってもらったときのほうが
足のつま先が少し先にいって足が開き、
左右の可動域も広く、スムーズに動けるようになりました。

中には人に触ってもらうのが「自分の動きじゃない!」
という人もいたので、感じ方は人それぞれですね。


こうやって人の動きがはいることで、
自分にはないパターンをとりいれていきます。


たとえていうなら
赤ちゃんが最初は自分の身体を認識できず
手を眺めたり、足をなめたりして成長していくのと似ています。

人に触ってもらって心地よくても不快でも、
それは新しいパターンが増えるので選択肢も増えるのです。


そして、
私たちは日常生活をおくるうえで、
普段のクセで筋肉を動かしています。


それは慣れた動作ではあるけれど、
本当にラクな動かし方ではないかもしれません。


身体のラクな動かし方


では、どんな動かし方がいかというと
呼吸がラクな姿勢というのが1つのポイントです。


「呼吸がラク」

というのは
その人の身体をぼやっと全体をみて
お腹まで空気が入っているか、
肋骨が動いているか、
胸が硬くなっていないか、

などに注目していると気づいていきます。

胸とお腹がなめらかに動いていれば
リラックスできています。


今日は初日だったので
座学を踏まえながらフェルデンクライスの
ATM(Awareness throught Movement)
のさわりを体験となりました。


コロナ禍ということでご飯を一緒に、
とはできなかったけれど
みなさんとつながりができたように感じました。

さて明日は2日目です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?