子どもが習い事を辞めたいと言ったら

「もう習い事辞めたい…」と子どもが言い出したら
まずはこの流れで対話してみると
お互いに腑に落ちるかもしれません。

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こんにちは、
「ストレスフルな日常を、生きやすく暮らしやすく」
お薬に頼らないメンタルサポート
えりぃです
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『子どもに習い事辞めたい』と
言われた時の対処法


1、子どもに理由を聴く

これは誰でも聴いていると思いますが、
親がどうしても続けてほしい!と思っていると
素直に聴けず「そんなの〇〇すればいいじゃない!」
とすぐ解決に走りがち。

まずは
「今辞めたいと思っているんだね。
どうしてその言葉が出たの?」

と気持ちを受け止めて
「辞めたい」という言葉の背景を
聴いていきましょう。

2、気持ちを受け止め、間を置く

子どもとの対話に必要なのが「間」です。

ついつい
「どうしてなの?」
「続けた方がいいよ!」

と口を出したくなりますが
ここはぐっとこらえて。

「だって、めんどくさいもん」

など子どもが辞めたい理由を口にしたら

「そっかあ、めんどくさいんだぁ」

と間を置く間に一息ついて
親がまず落ち着きましょう。

3、子どもの言葉を1つ1つ確認する

落ち着いたら
子どもの言葉を1つ1つ確認していきます。

たとえば
「どんなことがめんどくさいと感じるの?」

「学校から帰ってきて行くのがめんどくさい」

「そっかあ、学校から帰ってきて習い事に行くのが
めんどうなんだ。帰ってきたら家でゆっくりしたいてこと?」

とどんなことを「めんどくさい」と
表現したのかを深堀していきます。

はっきり言ってこの確認は
親にとってとても「めんどくさい」こと。

「ゴチャゴチャ言わず行きなさい!」
と言っていればラクなのですが、
(会話のバリエーションとしては
バッサリ言い切るのもありです。)

それでも、1つ1つ確認するのは
このやりとりが子どもの表現力を磨くからです。

気持ちをうまく表現できない子どもが
増えていると言われますが、
気持ちを言葉にするやり取りが少ないことも理由の1つ。

私も周りの大人に出来事や気持ちを話す
機会がなかったので、だいぶ練習しましたが
今でも苦手です。

あやふやな気持ちを言葉で伝えることは
子どもの一生の土台となります。

4、また気持ちを受けめ間を置く

「そっかあ、家でゆっくりしたいのは
学校でがんばっているからなんだね。
学校で授業を受けたりお友達とのやりとりは
楽しいけど、疲れることもあるんだ」

と子どもの気持ちを受け止めて
また間を置きます。

この時に子どもの気持ちになって
味わってみましょう。

5、親の気持ちを話す

子どもの気持ちを感じていたら
何か浮かんでくるかもしれません。

浮かんで来たらそのことを
子どもに伝えてみましょう。

「そうだったら学校から帰ってきて
ちょっとゆっくりしたいよね。
すぐに習い事に行くのはちょっと待って、
て思うかも」

と伝えてみます。すると子どもが

「そうなの、ちょっと待ってほしい。
そうしたら習い事も行けると思うんだけど…」

となるかもしれません。

「そうなんだ。
習い事を始めてからグングンうまくなって
コンクールにでて賞をもらえるかもと思ってるよ。」

と子どもの本音が聞けたら
最後に親の気持ちも伝えます。

他にもいろいろな話が出てきたり
子どもが黙ったり
こんなスムーズにはいかないかもしれませんが、

それでも「辞めたい」を聴いていくと
その背景にある子どもの普段感じていることを
知ることができるチャンスにしてほしいなと思います。

子どもが「習い事を辞めたい」と言い出したら
この順番でやりとりしてみてくださいね。

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