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連休明けで明日から仕事に行くのが嫌なあなたへ

こんにちは。メンタルウェルネスあおぞらです。

ゴールデンウィークも終わり、明日からの仕事を前にして、「ああ、休みが終わってしまった…」と感じている方も多いのではないでしょうか。 連休中の楽しかった思い出がちらつき、その終わりが寂しく、重たく感じる瞬間です。

今回は、そんな連休明けに仕事へ行くことへの不安や憂鬱を感じるあなたに向けて、気持ちを軽くする実践方法をご紹介します。



不安や憂鬱になる原因とは

私たちが不安や憂鬱になるのは、「今」を生きている時ではなく、「未来」を考える時です。明日から仕事をすることを想像することで、仕事や嫌な状況を追体験し、不安や憂鬱な気分になるのです。

この未来を想像する力は文明を発達させた素晴らしい能力です。未来を予測し、どうしたらよりよくできるかを考えることで、文明は進化してきました。

しかし、この能力の使い方が私達を苦しめる原因にもなります。つまり、先の嫌なことを想像するからこそ、不安や憂鬱になるのです。

では、どうしたらよいか。

それは、明日のことは明日考え、今の時間を意識して過ごすことです。今あなたが過ごす時間を、未来を想像しながら嫌な気分で過ごすことに使うのか、それとも今の時間を有意義に過ごすのか、どちらがよいでしょうか?

頭では分かってもできない時はどうすればよいか

そうは言っても、すぐに仕事のことを考えてしまう人も多いと思います。
その時に注意すべきポイントを2つご紹介します。

考えないようにすればするほど考えてしまう。

人は、考えないようにしようとすると、逆に考えてしまう生き物です。

心理学者ダニエル・ウェグナーのシロクマ実験というのがあります。

A・B・Cの3グループに対してシロクマに関する50分の映像を見せた後、それぞれのグループに対して異なる指示をし、一定の時間が経ったあとどれだけ内容を覚えていたのかを調べた実験です。

なお、それぞれのグループには次のように告げました。

Aグループ:シロクマの事を忘れないように
Bグループ:シロクマの事は考えても考えなくてもよい
Cグループ:シロクマの事だけは考えないように

この実験を行った結果、映像の内容を最も覚えていたのはCグループでした。

人は、忘れようとすればするほど、そのことを覚えていなくてはならず、その結果、記憶に定着しやすくなってしまうのです。

別れた恋人のことを忘れようとすればするほど、忘れられない。
タバコを吸わないと思えば思うほど、たばこが頭から離れなくなってしまう。

このようなことはよくあることです。

そのため、わき上がる考えは、考えないようにするのではなく、否定も肯定もせず、そのままにしておくこと。

「ああ~また考えているんだなあ~」と認識はしてもいいも悪いも判断はせず、そのままにしておくことが重要です。

今やるべきことに集中する

仕事の考えが浮かんでも、いいも悪いも判断せずそっとおいておき、その代わりに今やるべきことに集中しましょう。ぼーっとしていると、勝手に気になっていることに考えが引っ張られてしまいます。特におすすめなのが、五感を使うことです。

五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚です。

例えば、好きなドラマを見る、好きな音楽を聴く、アロマオイルを焚く、おいしい紅茶を飲む、ストレッチをするなどです。

五感を使うことで、仕事に向かっていた意識を身体の感覚に変えることができます。特におすすめなので自分が一番リラックスできることです。
不安や憂鬱な気分の時は、交感神経が優位になっています。交感神経が優位になると身体は活動モードになり、考えたり、行動しようと備えることになります。

一方でリラックスしている時は副交感神経が優位になります。副交感神経が優位になると身体は休息モードになり、心身を休めるようになります。

いろんな考えが頭にこびりついている時は、やるべきことに集中してみましょう。

まとめ

これらの実践は一朝一夕には難しいですが、繰り返し練習することで確実に実践できるようになります。それは、自転車に乗れるようになるまでのプロセスと似ています。子どもの頃自転車の練習してもすぐに乗ることは難しいですが、何度も練習すること自然と乗れるようになりますよね。

連休後の仕事への道は、誰にとっても少なからず難しいものです。明日への一歩を、少しでも軽やかに踏み出せるように、今を大切に過ごしてみましょう。


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