兄として、柔道家として：阿部一二三の二つの使命と金メダル

2024年8月24日 16:37

🥋 阿部一二三選手のパリオリンピック金メダル獲得秘話：兄妹の絆と個の輝き 🏅

パリオリンピックの柔道66kg級で、阿部一二三選手が見事金メダルを獲得しました！🎉 しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。今回は、阿部選手の感動的な勝利の裏側にあるストーリーと、そこから学べるメンタル強化のポイントをお伝えします。

阿部選手のオリンピックは、ウォーミングアップ会場での衝撃的な出来事から始まりました。妹の詩選手の試合をモニターで見守っていた阿部選手。しかし、順調に勝ち進んでいるように見えた詩選手が、突然の一本負けを喫してしまったのです。

「妹が悔しがっている、泣いている姿を見て、僕も感情をどうしたらいいのかなと思いました」と阿部選手。しかし、すぐに気持ちを切り替え、「自分が兄として絶対に妹の分までやりきる。泣くのは今じゃない」と決意しました。

🔑 メンタル強化ポイント：

阿部選手は、大会前のインタビューで興味深い発言をしています。「いつも一緒のイメージが強いと思うけど、最近はどっちも別々だなと考えている」と。これは、兄妹それぞれが独立した選手として成長する必要性を感じていたからでしょう。

🔑 メンタル強化ポイント：

準々決勝では予想外のアクシデントが発生。鼻血が止まらず、試合が中断するというピンチに陥りました。しかし、阿部選手は冷静さを失わず、むしろこのピンチを勝機と捉えました。

「血が出ること自体は過去にもあったので落ち着いていたけど、2回目も結構な血の量だったのでさすがにちょっと焦りました。もう投げにいくしかないなと」

結果、再開からわずか13秒で一本勝ち。この瞬発力と決断力が、阿部選手の真の強さを物語っています。

🔑 メンタル強化ポイント：

東京オリンピック以降、阿部選手は足技を重点的に強化。その成果が、パリでの試合に如実に表れました。

「この3年間、足技も重点的にやってきたし、試合が始まったら頭で考えなくても自然と出ていました」

常に進化を求め、新しい技を習得し続ける姿勢が、世界の頂点に立ち続ける秘訣なのでしょう。

🔑 メンタル強化ポイント：

「取り組んできたことを結構出せたのかなと思います。いくら練習しても不安は拭い切れないし、強くなっているのか分からなかったけど、この舞台でやっと報われた」

この言葉には、長年の努力と不安、そして最後の晴れ舞台での達成感が凝縮されています。

🔑 メンタル強化ポイント：

🧠 スポーツ心理学的分析：

阿部選手の金メダル獲得の過程には、いくつかの重要な心理的要素が見られます：

レジリエンス（回復力）：妹の敗退という予想外の出来事に直面しても、迅速に気持ちを切り替え、自身の試合に集中できた点は高いレジリエンスを示しています。
自己効力感：鼻血のアクシデントにも動じず、自信を持って技を繰り出せたのは、強い自己効力感の表れです。
成長マインドセット：常に新しい技を学び、進化し続ける姿勢は、キャロル・ドゥエックの提唱する「成長マインドセット」そのものです。
フロー状態：「頭で考えなくても自然と出ていました」という言葉は、ミハイ・チクセントミハイの「フロー理論」に合致します。最高のパフォーマンスを発揮できる精神状態に到達していたと考えられます。
内発的動機付け：兄妹での同時優勝ではなく、個人としての成長と達成を重視する姿勢は、強い内発的動機付けを示唆しています。

これらの要素が組み合わさることで、阿部選手は極めて高いレベルのメンタルタフネスを発揮し、金メダル獲得という結果に結びついたと分析できます。

作新学院大学メンタルトレーニング教授
とちぎスポーツ医科学センター協力心理相談員　https://tis.or.jp/contact/
プロメンタルコーチ
自己肯定感養成プロコーチ
ライフバランスアーティスト
健康運動指導士
メンタルヘルスファーストエイダー
メンタルヘルス運動指導員

アスリート、コーチ、指導者、ビジネスマン、音楽家など、人生をより豊かにしたい全ての方の挑戦をサポートします。
専門的な知識を習得したプロメンタルコーチとメンタルアスリートを養成しています。完全個別指導でプロメンタルコーチとアスリートを養成します。

🌈メンタルトレーニングは、こんな方々におススメです🌈

🌟スポーツ選手
🌟音楽家
🌟ビジネスパーソン
🌟一般の方々
🌟学生

🌈メンタルトレーニングを学ぶことで以下のようなメリットがあります🌈

🌟自己のパフォーマンス向上
🌟ストレスや不安の軽減
🌟自己の心理的な強さの養成
🌟チームビルディング

無料メンタル相談受付中

お問合せ：kasahara@sakushin-u.ac.jp
電話：028‐670‐3755
携帯：080‐1152‐6457

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？