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自分を取り繕わず、等身大の自分を開示するメリット

1.等身大の自分を開示する難しさ

先日、ピーター・F・ドラッカー大学院の准教授のジェレミー・ハンターさんのオンライン勉強会に参加しました。この時は、経営者や管理職の方など、社会的地位の高い方も多く参加されていました。
このVUCA時代に、遊び心を持つ必要性やフレキシブルなマインドを持つ方法などのお話しもありました。参加者の方からの質問も意識の高いものばかりで刺激的で学びの多い時間となりました。

そして「等身大の自分を開示する」ことの大切さを再確認することもできました。最近、号泣した出来事がありました。この体験は、自分の弱い部分を感じ、どう対処するとよかったのかと興味深い体験でもありました。そして、このような状態の対処法として、客観的な視点で何かヒントがほしいと思っていました。
この体験について、できればジェレミーさんに質問してみたいと思いつつ、なかなか質問できずにいました。何人もの前で、こんな個人的な問題を話すことは恥ずかしいという気持ちや、自分の問題で時間をとらせてしまうかもしれないという気持ち、空気を乱してしまうかな?周りの人は何て思うかな?などという、不安がありました。しかし、待っていても解決はしないので質問を投げかけてみました。すると、ジェレミーさんの体験のシェアやリソースの共有をしてくださいました。ちなみにジェレミーさんは、瞑想を始めて10年間は瞑想後によく泣いていたとのことでした。
私にとっては少し勇気のいる行動でしたが、フィードバックやアドバイスをもらうことができ、学びにもなりましたし強くなれた気もします。こういった経験の繰り返しが、自己信頼感を育ててくれるのだと改めて感じることができました。

2.過去や未来の自分ではなく「今の自分」

等身大の自分とは過大評価や過小評価をしていない「ありのままの自分」ということです。ありのままの自分と向き合おうとすると、時には弱さに直面します。弱さを他者に開示するのは受け入れられない可能性もあるため怖いことです。また、プライドが壁になることもあります。
しかし、等身大の自分を開示するということは、自己成長につながります。自分をありのままに見ることから成長や学びが得られます。
そして行動(今回で言えば声に出す)にすることで自己成長・能力開発の未来がひらいていきます。

怖いと感じながら、挑戦すること。
恥ずかしいと思いながら、発言すること。
周りの目が気になりながら、人と違うことをすること。

それらは、自分の弱さや怖れ、プライドに立ち向かわなくてはいけません。
大切なのは、それらをなくそうとするのではなく、受け入れた上で行動するということです。余計なところにエネルギーを使わずにすみ、課題解決や目標達成のためにエネルギーを注ぐことができます。
また、ありのままを周囲に伝えることで、コミュニケーションが増えたり、周りもサポートしやすくなります。つまり、目指す成果にスムーズに近づいていけるのです。
弱さや怖れなどに立ち向かうときは、まずは「今」にフォーカスをしてみてください。過ぎ去った過去やまだ見ぬ未来に不安になるのではなく、「今の自分」と向き合うこと。現状よりも、より良くすることに意識を向けていきます。そして、行動を繰り返すことで成果につながります。感情は変えられませんが行動は変えられます。ついつい考えすぎてアクションできない時は、まずは行動してみることもおすすめです。

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