緊張による意識のし過ぎが、普段のスムーズな動きを抑制させる
普段であれば無意識にスムーズにできる動きでも、緊張することによってぎこちない動きになってしまうことがあるでしょう。
この状態のことを、”意識的処理”と言います。これは、プレッシャーがかかることによって自動化された動きに過剰に意識や注意を向けてしまい、意識のし過ぎによって普段のスムーズな動きができなくなることです。
前ページのゴルフの例えで言えば、いつもなら何も考えなくてもきれいなスイングができていたのに、緊張によって「頭の位置を固定させなければ」といったように、意識しなくても良かった余計なことに注意が向いてしまい、逆にぎくしゃくしたスイングになってしまうようなことです。せっかく身につけている良いフォームを持っているのに、その自動化されたフォームが崩壊し、自動化から外れてしまうのです。そういった原因により、緊張が意識的〈に過剰に運動を〉処理することでパフォーマンスを下げています。
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