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迎え酒はアルコール依存性の入り口かもしれません
金曜日、土曜日の夜に深酒した次の日、一度は二日酔いの経験をした事がある人は多いと思います。
そして酒飲みであれば、二日酔いから起きて早々、『迎え酒でもして二日酔いを緩和させるか』と朝からビールを飲んだ方も多いのでは無いでしょうか。
この、迎え酒という行為。アルコール依存性の入り口になり得ます。
理由は2つ。
①二日酔いまで飲んでしまっている点
迎え酒をするという事は、二日酔いするまで飲んでしまっているという事です。
誰しもが一度は、自分の飲む分量を掴めず、二日酔いはするでしょう。
しかし、それが月1回、常習化している人は、二日酔いが来るのを承知で飲んでいる=アルコールをコントロール出来て無い事に繋がります。
アルコールを完全に自分でコントロール出来なくなるのが、アルコール依存性です。
毎回二日酔いまで飲んでしまう方は、アルコール依存性入り口と言っても良いと思っています。
②迎え酒は連続飲酒のきっかけ
何故迎え酒をしてしまうのか。それは二日酔いを紛らわすためだと思います。
確かに最初のビール一杯目は何か急に元気が出て来て、二日酔いも軽くなった気分になります。
それは、アルコールの薬理作用で脳が麻痺しているだけで、当たり前ですが、二日酔いは体の中で悪化しています。
アルコールを肝臓で分解する時にアセドアルデヒドという有害物質が放出されるのですが、これが体内から放出しきれずに残っている状態が二日酔いです。
そこに、更にアルコールを入れるのですから、脳は麻痺出来ても二日酔いは長く続くだけです。
その二日酔いを更に緩和させるためにお酒を飲んで、更に酷い二日酔いになる…
この成れの果てがアルコール依存性末期の連続飲酒です。
連続飲酒状態になると、身体からアルコールが切れ、離脱症状(二日酔いの更に酷い版と思って下さい)が襲い、更にアルコールを飲む。これが、1日中続きます。
迎え酒のレベルを10程度アップさせたものが、連続飲酒状態のイメージです。
以上の事から、
・迎え酒が必要な位、アルコールを飲んでしまう=アルコールのコントロールが出来て無い
・迎え酒をして、二日酔い(離脱症状)を誤魔化そうとする=連続飲酒のきっかけ
となるため、迎え酒はアルコール依存性の入り口と成りうるのです。
迎え酒の対処法として一番重要なことは、二日酔いになるまでお酒を飲まないことです。
毎回二日酔いまで飲んでしまう方。
迎え酒をしてしまう方。
アルコール依存性入り口の可能性があります。まだ引き換えせる内に、適正飲酒に戻して、節酒しましょう。
もちろん、潔く断酒という選択もありです。
断酒すれば、一生二日酔いとは無縁の生活を送る事が出来ます。
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