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『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力

今回は『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力という本を紹介していきます。

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コミュ力が高い人と高める姿勢

本書の著者である馬場啓介さんは、コミュニケーションを通してクライアントの目標達成を支えるコーチングを専門としています。

馬場さんによると、コミュニケーション力が高い人は、

「なんかまたあの人に会いたいな」
「あの人を信頼したい」
「あの人のためにも頑張りたい」

人から思われる人だと言っています。

コミュニケーション力を高める為には、3つの姿勢が大切だそうです。

①人を「上・下」「好き・嫌い」ですぐ区別しない

②「良い・悪い」「正しい・正しくない」で物事をすぐジャッジしない

③感情のコントロールが巧みで、言動に安定感がある

本書では、キングダムのキャラクターの優れたコミュニケーション力を紹介しながら、現代でも応用できるように詳しく説明されています。

本書の目次

目次は以下の通りです。

序章
なぜ『キングダム』はコミュニケーションの最良の教科書なのか?

第一章
主人公・信から学ぶコミュニケーションの視点

第二章
高い自己認識力がもたらすワンランク上のコミュニケーション

第三章
『キングダム』に秘められた究極の視点

第四章
「想定外の視点」と「最強のコミュニケーション力」

こんな感じになってます。

視点の多さ

本書を読み終えて特に重要だと思ったのは、『視点の多さ』です。
視点が多いほどコミュニケーション力が高まる事が分かりました。
視点は、様々な立場、様々な場所、様々な時(現在だけでなく過去や未来)などを組み合わせる事によって無限にあると言えます。
未来にまで視点を向ける事は非常に高度ですが、コミュニケーション力を高めるには視点の多さが非常に大切なのです。

視点が多いメリット

視点が多くて得られるメリットは、コミュニケーション以外でもたくさん挙げられます。

自己認識力が高まる(第二章)
・自分を客観視できる
・相手の気持ちが分かる
・思いやりが出る
・決めつけが減る
・謙虚になれる
敬意を示せる(第三章)
想定外の視点が持てる(第四章)
・仕事が上手く行く
・余裕がでる
・焦らない
・恋愛が上手く行く
・話題が増える
・空気が読める
・批判されるような事を言わなくなる
・未来が見える
・相手に期待し過ぎない
・イライラしない
など

また、視点が多いと馬場さんが言うコミュニケーション力を高める3つの姿勢も達成できます。

①人を「上・下」「好き・嫌い」ですぐ区別しない
②「良い・悪い」「正しい・正しくない」で物事をすぐジャッジしない
③感情のコントロールが巧みで、言動に安定感がある

ざっと挙げただけでもメリットがかなりありますね。
これらのメリットがあるから、視点が増えればコミュニケーション力が高まるとも考えられます。

メンズエステだと

店舗、セラピスト、ユーザー、の大きく3つの視点があります。
それぞれの視点で考えられるかで、コミュニケーション力や成果に差がついてきます。

視点を増やせば、店舗なら売り上げ向上、セラピストなら指名数増加、ユーザーならセラピストのやる気を引き出せます。
それぞれの視点を持つ事で相手がして欲しい事が分かり、トラブルやクレームが減らせて、お互いの満足度が上昇するからです。

セラピスト経験があるオーナーがセラピストの気持ちが分かったり、メンズエステにユーザーとして行った事があるセラピストの方がお客様の気持ちが分かるはずです。

因みに、私はセラピスト、店舗、ユーザーの経験があるので、多くの視点で考えられる自負があります。
私だからこそ書ける記事もたくさんあり、私だから新しい気づきを与える事ができると思っています。
私の強みを生かして多くの人の役に立ちたいとたいという思いが、メンエス大学院を始めた1つの理由でもあるのです。

失敗談
こんな多くの視点を自負している私でも、セラピスト1年目の時は失敗もありました。
お客様と私の2人しかスペースに居なかったので、私が普段聴いている音楽を流して施術をしたのです。
他にセラピストも居ないし、テンションが上がる曲の方がやる気も出ると考えて、普段iPodで聴いているアップテンポのJPOPを流して施術をしてしまったのです。
今思うとめちゃくちゃ恥ずかしいのですがSPEED の Go! Go! Heavenがリラクゼーションスペースに流れていました。

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私は、お客様の視点で見る事が出来ず、リラックスしたいであろうお客様の事を第1に考える事が出来なかったのです。
当時は自分がユーザーとしてリラクゼーションサロンに行った事がなかったので、お客様の視点から見る事が出来なかったのです。
今振り返ってみて、視点の多さが如何に大事なのがよく分かります。

あなたも自分中心に物事を考えていませんか?

世の中の問題

実は視点の多さが関係してくるのは、自分の身の回りの問題だけではありません。
近年社会問題として取り沙汰されている、様々なハラスメント、誹謗中傷なども、関係してきます。
それぞれが多くの視点を持てばお互いに敬意や思いやりが生まれトラブルも減らせるはずです。

そして多くの人が視点を増やしコミュニケーション力を見直せば、強く優しい社会が作れるはずです。

視点を増やすために

視点を増やすメリットは分かりました。
では、私達が多くの視点を持つためにはどうすればいいのか?

・様々な場所に行く
・様々な人と会う
・様々な経験をする


などが挙げられます。

しかし、現実社会ではコロナ禍で行動に制限があったり、SNSの進歩で人間関係が希薄になってきています。

本書で馬場さんは、生身の人間と触れ合わなくても他に方法があると言っています。

美しいコミュニケーションが描かれている物語に出会えば、そこに生きている人物から多くを学ぶ事が可能だと言っています。

その『最強の教科書』が『キングダム』なのです。

キングダムを読む事で多くの人に出会い多くの視点を持つ事ができるのです。

視点を増やせばメリットがたくさんあります
是非興味のある方はアニメでも漫画でも1度見てみてくださいね。

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少年時代の主人公・信は、王騎将軍に将軍の見る景色を見せてもらいました。
信が自ら王騎将軍に教えを乞う事が無ければ見れなかった景色です。
人との出会いや経験、積極性が大切なのが分かります。


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