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ミス・ブランニューデイ

サザンオールスターズがデビューした時(1978年)、私はピンクレディーとキャンディキャンディが大好きな小学生だった。
青山学院大学の学生たちでバンドを結成したとか言いながらサザンオールスターズという名の彼らが、ザ・ベストテンだか夜のヒットスタジオだかに登場したときの衝撃を今でも忘れられない。



えええ?これ大学生?きったねぇ!!



汚れたおじさん(失礼だが、大学生のお兄さんには見えないかったんだ)たちが、変な歌い方で、小学生には刺激的な歌詞を熱唱する様子をドン引きで見た記憶しかない。


しかし、子供の頃に受けた嫌悪感と衝撃は、思春期以降になると一気に覆される。

「サザンは神、桑田佳祐は神」、と言い出す高校時代の私(笑)
あの頃はたくさんの神がいたなぁ。モトリークルーやデュラン・デュランも。


サザンの曲はどれもこれも名曲なのだが、やはり昔の曲はいい。
私の場合のサザンの昔の曲とは、1976~90年代のものだけど。
2000年以降に入って出された曲は、昔のカテゴリーには入ってないし、私にとっては新しい曲よw
でも2000年に入ってから20年以上も経ってんだから、十分古いのか。




サザンオールスターズの、ミスブランニューデイ(1984年6月25日リリース)この曲の歌詞に

粋な努力をタダで売る
しなやかさと軽さをはき違えている

など、今読むと、刺さる文章が並ぶんだ。
聴いている当時は言葉の意味もさほど分からずに、リズムに乗ってふんふんふん🎶してたけど、今なら小っ恥ずかしいほどわかる。



思春期を過ぎ、年頃になった私は、オシャレして度数高いお酒飲んで、外国銘柄のタバコ吸って(確かパーラメントとかバージニアスリム)、踵の靴擦れの痛みに耐えながらヒール履いてバランス保ちながら夜の街を歩いていた。
これは好きでしていたことだったし、努力だとは思ってなかったけど、ありゃ、今のおばちゃんになった私からしたら、それは立派な努力だ。

そしてその努力を、どこの誰だかわからぬ男に易々と渡すんだよ。
可愛いね綺麗だねと言われたい、チヤホヤされたいがために、そのモテたい一心で。
若いって凄い。
パワーが半端ない。


これを聞くと、努力をただで売ってることさえも自覚していなかった20代を思い出す。



若い時は、いっぱいバカすればいいと思う。
自己責任でいける範囲でのバカなら、その分ネタが増えて、人生面白い。

まだまだバカするつもりの51才。
元気でバカする為にも、婦人科行って薬もらってくるだよ(笑)メノエイドコンビパッチ。




桑田さん、アソコと頭が元気なうちにと言いたいと書いたものが、書籍となり出るようだ。
楽しみである。


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