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ロブ・ルッチに弟を殺された話

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私は震えていた。リムジンのような車でどこかへ連れ去られている道中、隣に座る本人からその事実を告げられる。

「君の弟か。さっき殺しておいた」

嘘だ!!!!!声の出る限り叫ぶ。

そんな私をよそに、車は走る。窓からは夜の都会の明かりがちらついていた。

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ロブ・ルッチ―――知る人ぞ知る暗殺名人である。

 元CP9。”ネコネコの実”モデル・豹(レオパルド)の能力者。ずば抜けた体技で数々の任務を遂行してきた。ガレーラカンパニーで職人として働いていた。いつもハトのハットリを肩に乗せていた(https://one-piece.com/log/character/detail/Rob_Lucci.html)。

そう、彼は超有名漫画『ONE PIECE』に登場する人気キャラクター。

簡潔に言えば、私自身がつい最近『ONE PIECE』の魅力に心打たれ、漫画を2周も3周も読み漁っていた結果、とうとう夢にまでキャラクターが登場した、という話である。

叫ぶ中で目覚めたときは縁起でもない夢だと嫌な気持ちになったものの、時間が経って思い返すとその状況のシュールさがおもしろくなってくる。

ロブ・ルッチはCP9(政府の暗躍諜報機関)の中でも特に強く、優れたスパイだったため、なぜウチの凡庸な弟が彼に直接手をかけられたのか、弟が一体何をしたのか気になって仕方がない。

そして私はなぜCP9全員に連行されていたのか。

最近刑事モノのドラマをいくつか見た上に『ONE PIECE』ばっかり読んでたから、こんな夢になったのかしら。

夢ってそんなもんよね、と思う反面、せっかく大好きなキャラクターたちに逢えたのだから、もっと突飛でおもしろいことすればよかったな。

フクロウのチャック閉めたりさ。チャパパ。

夢日記を書き続けると気が狂うことがあるらしい、という話を見かけてぞっとしたので、この話はここまで。

そういえば昨日はビッグ・マムに追いかけられる夢を見た。かなりこわい。

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