お守りのような約束事
約束とは、何のためにあるのでしょうか。
期日を守るため?信頼を得るため?関係を深くするため?
今の私にとって約束とは、自分の中の不安な気持ちを拭うためのもの、ひらたく言ってしまえばお守りなんです。
友達との間で遊ぶ約束はするけれども、それは直前にするのが普通だ。いざ遊んだ時に、次はいつ会う?なんて話もしないしそんな話にもならない。なぜなら保証はないけれど友達とはずっと友達で居られるという確証めいた感情があるからだ。なので、約束をしなくてもお互いがしなない限りは会えるよねという気持ちから、次はいつ会おうかという話にはならない。会いたい時に声をかけたらいいだけの話だから。
だけど好きな人はどうだろうか。
いつわたしの目の前からいなくなってもおかしくはないし、わたしの代わりが現れてもおかしくはない。
だから私はぼんやりとした、だけども未来に繋がるための祈りのような約束をついしたくなるんです。
誕生日まで続いていたらその月は好きと言って
その時は名前も呼んで
あと1回くらいは今年おでかけしたいな
いつか旅行にいきたいな
等々、すべてお守りみたいなものなのですよ。
これらを絶対守ってほしいというよりは、この先少しでも長く私といてほしいという祈りに過ぎないのです。
また、可愛くないことを言ってしまいました。
わたしなんて代替可能な存在なんだよ。それくらい分かってるもん。適度に可愛くて、体型も好みで、物わかりがよくて、それなりに年下の可愛さがあって、だけど馬鹿ではない人。この要素を満たしてたら別に私じゃなくてもいいんだもんね。
そしたら言われました。
んーー、でも仮にそういう人が他にいたとしても俺に振り向いてくれなかったらそれは居ないと同じでしょ。だからそういう人はあなただけですよ。
不満でした。
私は羅列したわたしの要素を否定してほしかった。それだけじゃないよと。そんな薄っぺらいものじゃないよと。
口下手なところが良さでもあるのに不安になると途端に言葉で表して欲しくなってしまう。こんなこと言うだけ嫌われる可能性が上がるだけなのに、否定して欲しくてつい口にしてしまうんですよ。
あーぁ、
勝手に期待して悲しくなって馬鹿みたい。
次はいつ会えるのかな
おわり
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