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書店に居た、怒れる老婆。⑮

毎日note15日目。

今日は朝から、自転車で書店へ行った。

大きな書店は、本を買わなくてもワクワクする。

読みたい本は、ネットで取り置きを頼んでいたので1時間ほどブラブラ立ち読みをしながら楽しんでいた。

すると、書籍検索用モニターの前で怒っている老婆が。

重そうなリュックサックを背負い、ハンドバックを持ち、

杖を手にかけて持っていた。

「なによ、これ!!」

と声をあげながらモニターに怒っていた。

「自分の探している本が見つかっていないのか?」

「それとも、モニター操作が分からないのか?」

何を怒っているかわからなかったが、とにかく怒っていた。

自分は、人が起こっている状態が苦手だ。

それだけで空気が重くなる。

しかし、その書店は重くはならなかった。

店員さんも、その老婆に声をかけるようなことはせず、

老婆も店員を呼ぶ素振りも見せない。

周りの客もまったく老婆に気にしていなかった。

とても不思議な空間だったが、自分はさっさと取り置きの本を購入し、その場を去ろうとした。

レジで精算している間も、その老婆はモニターと格闘していた。

その後自転車で10分ほど移動した場所に、BOOKOFFがあったのでそこで書籍を見て回った。

すると、さっき書店で怒っていた老婆もそこに居たのだ!

時間的に、自分が書店を出て行ってすぐにその老婆もBOOKOFFへ向かったことになる。

そのおばあ様はまた、大量の書籍が並ぶ本棚を徘徊していた。

そこで、そのおばあ様は何か読みたい書籍を探しているのだと確信した。

怒っていたのは、「読みたい書籍」が見つからないことについて

よっぽどその書籍が見たかったのだろう。

そう思うと、あの怒っていたのにも理由があり、少しホッとする。

自分の知的好奇心を刺激する、書籍を探していただけなのだ。

世の中の怒っている人たちには理由がある。

そのほとんどが、なぜ怒っているのかわからない。

理解できない。

理解しようとも思わない。

今回のおばあ様の怒りを感じ、理解しようとしたことで

少し、一方的に、心が通じたような気がした。

赤の他人に対しても、興味をもって観察してみよう。


本日20日㈬の偉い事。

・書店へ行き、読みたかった書籍を購入した。

ずっと読みたかった本だったので、出来たのは偉い。

・今回の課題も無事こなした。

時間通りに、会議に出られ、振興を進めることが出来た。

明日も午前中にあるので、きちんとしたい。

出来たら、怒っている人と出会いたくはないけど、

もし出会ったら、理解するように努めたい。




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