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大学生、大地に立つ 17

小さい頃から好きなもの

 僕は小さい頃から仮面ライダーが好きで、新しい仮面ライダーは見ていないですが、今でも世代の仮面ライダーを見返したりします。子供の頃に見ていたときと、大人になってから見るのとでは感じ方が全く違って、時に考えさせられることがあります。先日、仮面ライダー龍騎の放送20周年を記念して、東映特撮YouTubeチャンネルの方で、劇場版仮面ライダー龍騎が公開されました。小さい頃に一度見ただけだったので内容を覚えていないこともあり、新鮮な気持ちで視聴しました。
 仮面ライダー龍騎の制作背景として、アメリカ同時多発テロ事件があります。プロデューサーの白倉伸一郎氏は、人それぞれの正義というのを考えて欲しいというメッセージを込めたそうです。そんな仮面ライダー龍騎ですが、劇場版は当時テレビ版では放送されないもうひとつの最終回という形で公開されました。詳しい内容は省きますが、仮面ライダー龍騎はどの物語でもハッピーエンドは向かえません。テレビスペシャルでは戦いは終わらないし、テレビ本編では最終回を前にして主人公が少女を守って死んでしまいます。劇場版では、人間ドラマを主軸にして、悲しい別れや絶望に向かっていく主人公たちの背中が描かれます。映画ヒロインとして出演した加藤夏希さん演じる仮面ライダーファム(霧島美穂)が主人公に恋をしますが、ボス位置に相当するリュウガに倒されて死んでしまったり、主人公の友人である神崎優衣は20歳の誕生日を迎えたことで命を失います。とにかく救われない展開が多い作品なのです。
 白倉氏が語るように、人それぞれ正義があります。主人公の城戸真司はライダー同士の戦いを終わらせるため、友人の秋山蓮は恋人の命を救うためなどそれぞれが自分の思う正義や願いのためにカードデッキを手に戦っています。龍騎を見ていると、どのライダーの信条も否定できないなと思いました。王蛇とかはまた別の話になってきますが、どのライダーの言い分もわかるところがあって、すごく考えさせられるなと思いました。白倉さんの手腕は素晴らしいなと思います。

友達は大事

 僕にはほとんど友達がいません。今まで学生をしてきて、友達を作ろうとしたことがないので、友達がいないまま大人になってしまいました。大人になって感じるのは、小学生や中学生のうちに友達は作っておくべきだということです。僕はクラスメイトと仲良くするくらいであまり交友関係を広げようとしてきませんでした。中学生の頃も高校の時も気持ちが病んでいてそれどころでは無かったというのもありますが、友達がいたら、そういう辛いときも頼れただろうし、結構後悔しています。唯一、幼馴染と言える友人が一人、その他の人は仲が良くても連絡を取らなくなる人がほとんどです。
 正直な話、昔の自分にアドバイスをするとしたら、友達は作っておきなさいだと思います。みなさんには友達がいるでしょうか。いるのだったら、それはとっても幸せですし、大事にしてあげてください。


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