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[キャッシュトラック]目には目を歯には歯を!!!

・ガイ・リッチー&ジェイソン・ステイサムの最新作『キャッシュトラック』いや〜面白かった。

・彼等の長編デビュー作であり、今なお傑作であり続ける『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』やブラッド・ピット演じるジプシーが魅力的な『スナッチ』、その両作品で場を輝かせたジェイソン・ステイサム。そしてそのステイサムが主役を演じた『リボルバー』の公開から16年の月日が経ち、ガイ・リッチーとジェイソン・ステイサムのコンビによる新作『キャッシュトラック』が晴れて実現しました。(ちなみに本作には未だ尚名俳優名監督であり続けるクリント・イーストの息子スコット・イーストウッドも出演してるよ)

・本作もガイ・リッチー作品らしい作りになっており、複合的な原因が絡み合いつつ物語のピースが埋まるシャッフル的な映画になっています。観客に少しずつ物語の成り立ちを明かし、興奮を誘う監督お得意のクライム映画って事です。

・ただ感想としましてはかなり説明不足な作りだなぁと。物語をスピーディーに見せる為か、状況描写から登場人物の背景や行動、交友関係の繋がりといった諸々の部分を台詞として描かず、観客の想像に委ねるスタイルを取っているなと感じました。まあしかし、特段気に留めるほどでも無いと思います。頭の中で順序立てながら鑑賞すればそこまで混乱する程の物でもないですからね。

・物語の仕掛けもあっ!と驚く程の物でも無いというのが正直な所ですが、取り敢えずネタバレしない方が絶対に楽しめる作品な事には間違いはないので今回は伏せさせて貰います。このステイサムは一体何者で、どういう目的があるのか?その全ては己が目を持ち映画館でしっかりと鑑賞して頂きたい。

・銃アクションとしましては、もう素晴らしいの一言ですね。映画のスタイル上、サスペンスクライムな要素が多いのでド派手なアクションと呼べる物は全く無いのですが、人間ターミネーターばりに淡々と冷酷な殺しを実行するステイサムが見れる本作には痺れる事間違いないでしょう。勿論、終盤のドンパチ合戦も見所です。

・そして!喜ばしい事に『オペレーション・フォーチュン:ルセ・ド・ゲール』というガイ・リッチーとジェイソン・ステイサムが共同脚本・監督を務める新作が来年公開される運びとなっております!まあ日本での公開はまだどうなるか分からないけどね。

・毎度の事ながら余談なんですが、こちらのフランス映画『ブルー・レクイエム』が本作の下敷になっているそうです。失礼ながら私は未見の作品でしたので、これを機に鑑賞しようかなと思ってます。同じく興味ある人は是非こちらも鑑賞してみては如何でしょうか?それでは駄文失礼しました。

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