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【ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ】俺たち2人で1つの共同体!!!!!!

・ヴェノムシリーズ2作目『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』を鑑賞して参りました。いやぁ〜快作という言葉が相応しい非常にテンポ感の良い作品でした。物語の必要な部分だけを切り取り、蛇足になる部分は全て取っ払ったといった印象。バディムービーとしてはかなり魅力的な作りとなっており、エディとヴェノムの友情を楽しむには充分な映画でした。

・ただ残念なポイントとしては映画本編のシナリオが予告編から想定出来る内容に過ぎなかったのが少々ガッカリだ。カーネイジの暴力的な闘いやヴェノムの無骨な闘いといった戦闘シーンの迫力はとても素晴らしいものであったが、シナリオが平凡であったなという感想もまた事実だ。

下記よりガッツリネタバレ


・上記で挙げた通り、シナリオ構成は普遍的な構造だ。主人公二人組が喧嘩別れするも、強敵が現れ、再び共闘、一緒に立ち向かい友情を再認識する。この様な王道プロセスであるからこそ、作品として充分な面白さを堪能出来る。しかし、観客が求めている物、特にアメコミに対して多少齧っている物からすると全員が思ったであろう問題。そう『トキシン』の存在だ。トキシンは本作のカーネイジから派生するシンビオートであり、映画に登場したマリガン刑事と寄生関係になるキャラクターだ。映画公開前からヴェノムとトキシンが手を組み、カーネイジとシュリークを倒すのでは?と予測されていたぐらい登場を期待されていたキャラクターだ。残念ながら本編ではトキシンは登場せず、エンディング間近にマリガン刑事に宿ったのが示唆される続編フラグとして消化されてしまったのだ。

・物語の内容としては、ヴェノム単体で(複数の要素が絡み合っているが)カーネイジ達を倒せたのは納得の出来る展開になっているし、友情を高め合うシナリオという観点からはトキシンの登場は不必要であったと思う。ただそんな事を言いつつも残念に思ってしまうのは隠し切れない感情でもある。

・ただ気持ちの良い映画だったのは紛れも無い感想だ。エディとヴェノムの痴話喧嘩に始まり、クレタスとフランシスのボニーとクライド性、激しく叫び合うバトル、それをまとめた100分未満の尺の濃厚さ。1つの映画としては完璧な仕上がりであったのではないでしょうか。

・そして何よりビックサプライズにマジで驚かされた。何とMCUの『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に本作のヴェノムが登場するのが確定されてしまったのだ!流石にこれは驚愕。改めて考えるとSONYの旧スパイダーマンシリーズからヴィラン達がこぞってノー・ウェイ・ホームに登場するという最近の発表から推測すれば予測出来た展開なのだ。しかしそれでも驚きを隠せないものである。

・この事を考えるとかつてスパイダーマンを演じたあの2人もやはり登場するのではと期待してしまう。現状では登場しないと役者の口から語られてはいるものの、マルチバースを大々的に扱うノー・ウェイ・ホームには更なるサプライズが待っていると私は信じたい。

・マルチバースといえば、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 2部作』の製作も発表されたばかりだ。

・こちらもスパイダーマン作品として非常に楽しみで、東映スパイダーマンとレオパルドンの登場が現実的にあり得るのではと期待大。

・結論としては今後も幅広く羽ばたくスパイダーマン映画シリーズから目を離せないという事です。

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