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はじめまして。MEMU EARTH HOTELです。

はじめまして。

MEMU EARTH HOTELの広報アカウントを作りました。今後はこちらから、ホテルの取組やイベントのアーカイブなどもしていきたいと考えています。

個人ではなく広報アカウントにしたのは、社長もスタッフも馬のトレーナーも全員で一つの指針の元、記事を書き発信出来る方が全体感がお伝えしやすいかなと感じたためです。(と言いながら、石川シェフのみ単独アカウントでnoteを書いています)


さて、ご紹介することも実は結構たくさんあるので、まず第一回はホテルの歴史からご紹介いたします。

ホテル事業自体は2018年11月にオープンしたのですが、実はその裏側の歴史が深く、その部分からご紹介いたします。(※石川シェフの記事と内容重複します)

【Phase01】 1991年、タイキファームというサラブレッド牧場ができる

【Phase02】 2008年、牧場跡地に寒冷地実験住宅施設「MEMU MEADOWS」という住宅建築のラボラトリーができる

【Phase03】 2016年8月、MEMU EARTH HOTELトライアルオープン

【Phase04】 2018年11月、MEMU EARTH HOTEL正式オープン

という流れです。

つまり、いきなりホテルとして立ち上がったわけではなく、【Phase02】で研究対象として作られた建築が乱立し、無人の博物館のようになってしまっていた場所を、一般の方にも利用いただける宿泊施設としてコンバージョンする、というプロジェクトがこのホテルなのです。

【Phase02】のMEMU MEADOWSという取り組みが当時ではかなり先進的で、「地域資源との共存」「寒冷地における持続可能なくらし」という着眼点で、建築家隈研吾さんや伊東豊雄さんが主導しながら、まず牧場施設の再活用という形で始まりました。

その後、東日本大震災を機に、世界中の学生に向けた”国際大学建築コンペ”というプロジェクトがスタートし、毎年異なるテーマをもとに、世界中の建築学生からアイデアを集め、グランプリを受賞したアイデアが実際に敷地内に建っていく、という内容です。

つまり、ホテルであるずっと前から、地域とともに暮らす=持続可能な暮らし、という昨今注目を浴びているサスティナブルというテーマに取り組んでいた場所でもあるのです。

ビジネス目的では造られない実験的な建築技術やオリジナリティのあるデザインは、建築好きの方でなくても楽しめる場所で、まさに建築の聖地であり、建築博物館です。


前身が、一般公開ではなく研究施設として活動していたために、一部の人たちを除いてほとんど非公開の施設だった場所に、新たな価値を加える。というのがこのプロジェクトのはじまりでした。

廃校リノベーションや、不動産のコンバージョン案件は近年よく見るようになりましたが、研究施設の機能を引き継いだまま宿泊業態・体験ビジネスを”付加する”という点では、珍しい取り組みではないかと思います。どんな流れで今のビジネスが動き出したか。その辺りも追々お話できたらと。


さて、まず第一回目はこの辺りで終わらせていただきます。次回はもう少しホテルのコンセプトに寄ったお話にしようかと考えています。




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