砥部衝上断層 〜愛媛写録〜
砥部町に行く用事があったので、衝上(つきあげ)断層公園に行ってみた。
季節がら地元の方が川遊びを楽しんでいて、私としてはいかに人が写らないように撮るか・・・に苦心しながらの撮影。
ここは砥部川によって露頭した中央構造線を見ることができる珍しい場所で、国の天然記念物に指定されている。
知らずに見ればただの段差だが、これが中央構造線の一部か・・・と思ってみると見え方が変わるから不思議。
ただし、中央構造線活断層系とは位置がずれているということで、ここが動いたのははるか約1500万年も前のことらしい。
地質学に詳しくないので調べたところによると、写真奥の茶色い部分とその下の少し黒い地質がまさに断層なのだそう。何でも、新しい断層の上に古い断層が乗り上げた珍しい逆断層というものだそうで、「日本の地質100選」にも選出されているこの断層、いつかタモリさんが来てくれないかと期待している。
ちなみに、公園の名前は、衝上(つきあげ)断層公園だが、断層の名前は砥部衝上(しょうじょう)断層と呼ぶ。テストに出るかも。
公園内はこのような吊り橋がかかっていて、川を渡って行き来することができる。桜の木もたくさんあり、藤棚もあるので、春先は花見も楽しめる。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?