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これからの時代の世界の共通言語について

将来ビジネスで役に立つかもしれないという理由で英語を勉強していることはとても立派なことですし、間違っているとは全く思いません。加えて、現在の段階において仕事の場において英語を話せることがメリットでしかないことに対して疑いの余地は全くありません。では、事実上の現在の世界の共通言語である英語は今後も世界共通言語のままでいるのでしょうか。
今回はITや情報科学を学ぶ私の考える今後の世界の共通言語についてまとめました。

今後の予測はこうです。ビジネスや外交といったフォーマルな場においてのコミュニケーションのツールは「英語」または「中国語(北京語)」であることはほぼ間違いないです。さらに英語を理解していたり、英語で表現できることで効率化ができたり何か役に立つ場面はきっとあります。一方で、近年の翻訳技術の精度の向上や、自然言語処理技術の研究の投資額等を考慮すると、今後英語の翻訳の精度が指数関数的に向上していくのではと考えています。つまり、「英語ができない=海外の人とのコミュニケーションができない」という考え方が変わっていくのではと思っています。あくまで英語ができることのメリットは変わらないものの、できないことのデメリットが改善されていくのではという考えです。

それでは、今後の世界の共通言語は何でしょうか。

私は次の2つだと考えます。それは、「デザイン」と「感情」です。

まずは、「デザイン」のお話。

極端な例ですが、フランス語を話せない人がフランスを旅していたとしましょう。その時に次の看板を見かけた時に何の建物だと判断しますか。

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おそらく「トイレ」ですね。

これはピクトグラムと言われるインフォグラフィックスのデザインです。
(インフォグラフィックスについても今後発信していきます。)
ピクトグラムを見ればその現地の言葉を話せない人、識字能力がない人も理解することができますね。この観点からデザインは本当の意味での世界の共通言語であると私は考えています。実際にITの現場においてもデザインのおかげで直感的にIT製品の操作方法を理解できたり、最先端の技術をデザインで魅力的に見せることでマーケティングに繋がっていたりします。小中学生がスマホという最先端の技術が大量に搭載されているデバイスを扱えるのもデザインのおかげではないかと考えています。

そして、もう一つの「感情」について。

私は以前大学で所属していた団体の関係で外国の方々と関わる機会が多かったのですが、そこで発見したのは文化の違いではなく、「共通点の多さ」でした。例えば留学生が帰国する際に開催するFarewell Party(お別れ会)では毎回国籍や文化に関係なく皆が同じタイミングで泣いたり笑ったりしていました。その時に、「コメディとしての笑いの違いはあるものの、もっと抽象度の高い次元においての笑いは同じなのではないか」と思うようになりました。現在のITや先端技術において、便利さや効率化がばかりに目が向けられています。しかし、そのITを使うユーザーの感情やITを通じて繋がるユーザー同士の関係にもっと目が向けられるようになり、”人間”に寄り添ったITが設計されるようになると考えます。

今回はこれからの時代の世界の共通言語についてというテーマで語りました。ITを勉強している私の目線から、翻訳の精度の向上に伴って英語以外の共通語に目が向けられていくのではないかと考えます。そしてその共通言語は「デザイン」と「感情」だと考えます。

あくまで個人の意見ですが、少しでも何かの発見につながっていただければ幸いです。

今後もワクワクする情報を発信していくのでぜひ注目していてください!



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