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現場の生の声に触れる - 問題意識を共有する会

私はプロジェクトデザイナーを名乗ってます。

プロジェクトデザイナーの役割は「プロジェクトの初期段階において、経営と現場の"様々なズレ"をなくすために、2つのデザイン側面(設計のDESIGN、意匠のdesign)から整理した絵を描くこと」

プロジェクトデザイナーとして活動をするために大事にしていることの1つに1次情報へのアクセス「現場の生の声に触れる」ことです。


現場の生の声に触れるとは?

  • 様々な言葉、業界固有の言葉を前後の文脈も含めて生の声で聞ける。

  • 雑談のネタが仕入れられる。

  • 業界固有のネタを固有の言葉で話せると、業界の方々とディスカッションするときに深く話を引き出せることができる。

  • ビジネス書やSNSやGoogle検索などではわからない話を聞ける。

2018年12月から開催している「問題意識を共有する会」というイベント。過去15回ほど開催しています。実は「現場の生の声に触れる」仕組みがあります。

問題意識を共有する会について

概要

  • 同じ職種や同じ職責の人を集めて、問題意識を共有するだけの交流会。

  • またはテーマ決めて行う、問題意識を共有するだけの交流会。

  • 答えは出さない。

目的

  • 何かを学ぶ。ではなく、ディスカッションを通して個人の中の問題意識の解像度を上げる。

  • 社外で、同じ悩みを持つ人の仲間をつくる。

運営上のポイント

  • 参加者のレベルを合わせるため基本は招待制(クローズイベント)。

  • 4〜5名を1チームにする。(最小4人から開催可能)

  • ディスカッションは、ホワイトボードに参加者の問題意識を書きながら進める。

タイムラインと意図について

19:00 スタート、主催者から挨拶と問題意識を共有する会についての説明

最初に「問題意識の解像度を上げる」と言うコンセプトについて話します。(資料は本noteの最後にあります。)
進行させるために、各テーブルごとにファシリテーター役の人を置く場合もあります。ファシリテーター役には事前にコンセプトについて話しておきます。または一緒に運営しているメンバーに入ってもらいます。

19:10 テーブル毎に悩みを共有、ホワイトボードに悩みを書いていく。

最初はなかなか盛り上がらないので、各々の愚痴を喋ってみよう!という切り口が有効な場合が多いです。

答えを求める人、答えを聞きたい人が大体でてきます。そうならないように誘導します。「答えを出さずに問題意識の解像度を上げる」というコンセプトを徹底させます。

逆に答えを言いたがる人もいます。答えを出そうとする人もいます。同じく「答えを出さずに問題意識の解像度を上げる」というコンセプトを徹底させます。

60分で切り上げるにも意味がありますちょっと喋り足りない位がちょうどいい。その後のフリートークにつながるからです。

オンライン開催は60分だと長い可能性があるので30分で行いました。(オンラインはまだ実施回数が少ないためノウハウは不足。)

20:10 各テーブル毎に、2〜3分でまとめを発表

まとめる、そして発表、このプロセスがあると最後の5分10分程度でまずは整理をしようと言う力学が働くのでとても有効です。そろそろまとめてください!とは誘導します。

ただしオンライン開催の場合は、皆でまとめる作業が難しいので、ファシリテーターがある程度誘導しました。参加者全員がPCでの参加でメインでGoogleドキュメントやmiroなどにアクセスできる環境で尚且みなが慣れているのであれば可能かもしれません。

20:20 乾杯、その後、参加者は自由に歩き回り、各ホワイトボードの前で各自フリートーク。

このフリートークの時間に価値があります。
リラックスしている状態なので、さらに生々しい話が聞けます。
ここはファシリテーションは行わずに輪の中に入ります。
オンラインの場合は雑談を沢山します。

21:00 終了

21:00 その後、2次会などへ

アフターフォロー

Facebookメッセンジャーで参加者グループを作ります。関連するイベントあれば共有したり、参加者同士が友達になるために使います。

「問題意識の解像度を上げる」と言うコンセプトの説明資料

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同じ言葉でも実は結構違う。を認識することが大事。

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つまり「問題意識を共有する会」のファシリテーターを行いながら、皆の話を聞くことで「現場の生の声に触れる」ことができる。という仕組みなのです。イベントを主催する(割と面倒)代わりに「現場の生の声に触れる」ことができる。ということですね。

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最後に

興味がある方は是非やってみてください!「問題意識を共有する会」は、良い問いを創る。yoitoi.com が運営しています。

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Photo by Artur Matosyan on Unsplash

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アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。