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新規事業は大体失敗するのに担当者を既存事業と同じ評価基準で判断しては駄目

新規事業は成功確率が低い。だから「あの事業が上手くいかない」と言ったほうが楽。しかも実際失敗したら「だから俺が言ったでしょ」と正当化できるため、ネガティブ評論家が沢山でてくる。

新規事業開発・・・。

企業の中で新規事業を起こそうとする「社内起業家人材」は希少、しかし・・・。

新規事業あるある話

・社内の評論家による横槍
・新規事業の組織を既存事業の下につける
・既存事業の抵抗
・肝心の新規事業に対して割く時間が少ない。(兼務にする)
・過剰な調整と社内で承認を通すまでの大変さ
・絵空事の成功のシナリオを求められる

新規事業が必要ない企業ってほぼ無いと思うんですよね。
そして上記のような大変な事を乗り越えて、なんとかなんとか、新規事業をリリースさせます。

そして希少な「社内起業家人材」が会社を去る

・新規事業は不確実
・成功確率は相対的に既存事業など社内のほかの活動よりも圧倒的に低く
・合理的な説明も難しい

だから、社内の評論家からは“格好の餌食”となります。

経営企画や財務部門の方々は経済合理性や説明合理性が無いか?などをチェックするのが役割でもあるので、評論家のようになるのは仕方がないですが、その役割を担っていない社内の方々も「評論家」と化し、新規事業の粗さがしをします。

 新規事業は成功確率が低いため、「あの事業が上手くいかない」と言ったほうがそれっぽいし、実際上手くいかなくなった場合に「だから俺が言ったでしょ」と言えるため、積極的にネガティブ評論をした方が正当化されやすい。何よりも評論する方が「楽」です。

 また、既存事業を伸ばし、コスト効率化を一生懸命されてきた人にとっては、新規事業への投資は無駄遣いにしか見えないのです。

社内起業家人材は、なぜ大企業を辞めていくのか

新規事業やイノベーションの目利き力を高めるために

新規事業やイノベーションの目利き力を高めるためには、イノベーションの最先端情報やコミュニティに触れて、感覚的・属人的に身につける必要がある。

ベンチャー投資の世界ではよく言われることですが、「結局、人であり、チームをみる」必要があるため、日常的にベンチャー(スタートアップ)の世界にいる人たちと交流し、人間関係を作っておくことも必要です。

社内起業家人材は、なぜ大企業を辞めていくのか

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新規事業担当の問題意識の共有もやってみた


以前comemoに投稿した記事を再編集、加筆して掲載しました。

アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。