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考えるための大事な視点・考力

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考えていること、思考のヒントなどのnote
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#プロジェクトマネジメント

組織図のない職場にエフェクチュエーション理論の応用を

ソニックガーデンの倉貫義人さんと組織のネコナイトの仲山進也さんの「雑な相談」をするポッドキャスト『ザッソウラジオ』。木村祥一郎さん会「組織図の無い話し」の考え方が面白かったので、私が設計したGPTs「エフェクチュエーション記事執筆の伴走AI(β4)」と対話をしながら「組織図のない時代のプロジェクトマネジメント:エフェクチュエーション理論の適用」というnoteを50%くらい書いてみた。残りは自分で修正。 logmi「なぜ「組織図」は作った瞬間から劣化するのか?組織図を作るデメ

執筆をサポートするAI(ChatGPT)の設計思想と基本となる5つのプロンプト

GPT Storeがオープンするので、私も公開用のGPTs「エフェクチュエーション記事執筆の伴走AI(β4)」を作成しました。今回は私が作成したGPTsの設計思想と基本となる5つのプロンプトを合わせて共有します。 ChatGPT-エフェクチュエーション記事執筆の伴走AI(β4)エフェクチュエーション理論(Effectuation)に関する執筆をサポートするために特化されたAIです。 以下のnoteがその作成事例です。 設計思想はStep by Stepでユーザーの言葉か

「自分がどんなリーダーに成りたいか」を言語化しておこう

過去のnoteを再編集しての再掲載です。 「プロジェクトリーダーシップ研修」の話しを頂くことがあります。今度の週末にも2時間ほどの話しを行います。私がよく行うのが、「”あなたにとってのリーダーシップはどんなの?”、”どんなリーダーに成りたい?”、”どんなリーダーシップを発揮すべきか?”って考えたことある?」という話。 すると半分位の人が「考えたことがない、具体的に意識したことない。」という答えが帰ってきます。 残りの半分の人は「プロジェクトマネジメントをしているから考え

デザイナーとかエンジニアの人に頼むときの基本中の基本

デザイナーとかエンジニアの人に、修正やデザインなどの作業を頼むときのポイントについて整理してみた。ゼロから始めるプロジェクトではなく、既にある程度出来上がっているもの運用的な作業。簡単に見えるかもしれないけど結構できていない人も多いので、noteに整理しておいた。 1. 目的を伝える。この日までに何を達成したいのか?どういう状態にしておきたいのか?を理由も付けて伝える。今回の目的を伝えるのだ。 例えば、7月7日は七夕だから、7月1日からは七夕キャンペーンを開催したいので、

「熟い対立」と「冷たい対立」

プロジェクトをやると本当に色々な事件が発生する、大小色々とね。そして最も面倒なのが、「やっかいな人のマネジメント」 熟い対立か、冷たい対立かによって、対処方法は変わる リーダーは対立に直面することがある。対立はテリトリー争いから起こるものだ。しかし、これに対処しようと動く前に、まず立ち止まって次のことを問う必要がある。 「それは熱い対立か、冷たい対立か」 熱い対立:一人または複数の当事者が非常に感情的になっている。 冷たい対立:一人または複数の当事者が感情を押し殺して

面白いワクワクするプロジェクト、社会的意義のあるプロジェクトに参画する方法

世の中には面白いワクワクするプロジェクト、社会的意義のあるプロジェクトは無数に存在する。今のあなたの目の前には無いかもしれないけど、確実に存在する。 そういったプロジェクトに参画する方法、つまり仲間になる方法として最も確実性が高い方法がある。 もちろん、あなたが凄いデザイナーやエンジニアじゃなくても、レアスキルを保有していなくても、凄いネットワークが無くても大丈夫。 今からでも獲得できるスキルだ。 それは 基礎中の基礎をちゃんとできる人が重宝される と言うこと。

ミスをしない素人、ミスをするプロ

木村さんのtwitterで以下のつぶやきを読んだ。 まさにその通りだ。でもIT関係者に限らず多いのでは?とは思う。 プロはミスを犯すことを前提にミスを極小化する方策を取ると共に、ミスが発生した時に適切な対応を取れるようにする。 例えばプロジェクトマネジメントをやるときに些細なミスは結構ある。コミュニケーション不足による認識のズレ。上流工程での遅延。それを以下に最小の傷口で止血するか?がプロとしては重要だ。(まぁミスとも思わないけどね。なぜなら予定通り完璧に進むことなどあ

プロジェクトの「良い問い」を考える。その3は、ちょっと分解してみませんか?

ディスカッション中、私がファシリテーターの役割になっているときに意識してつかう「問い」のパターン。 できる限り、参加メンバーに自ら答えを出せるように導くときの方法です。ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさんがやっている「ノーミング・セッション」のテクニックでもあります。 以下のnoteの続きです。 プロジェクトの「良い問い」を考える。その1は役割と期待値を全員で合わせるための「問い」 プロジェクトの「良い問い」を考える。その2は、ご都合主義の「問い」 or 徹底

プロジェクトの「良い問い」を考える。その2は、ご都合主義の「問い」 or 徹底的に考える「問い」

ディスカッション中、私がファシリテーターの役割になっているときに意識してつかう「問い」のパターン。 できる限り、参加メンバーに自ら答えを出せるように導くときの方法です。ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさんがやっている「ノーミング・セッション」のテクニックでもあります。 以下のnoteの続きとなります。 最初はご都合主義で良いじゃない。新規プロジェクトを考える時、「想定しているユーザー層と市場規模」「開発スケジュール」など、ご都合主義になりやすいですね。でもそうい

プロジェクトの「良い問い」を考える。その1は役割と期待値を全員で合わせるための「問い」

ディスカッションで私がファシリテーターの役割になっているときに意識している方法と「問い」のパターン。できる限り裏方的なポジションで、参加メンバーに自ら答えを出せるように導くときの方法です。ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさんがやっている「ノーミング・セッション」のテクニックでもあります。 役割の確認を全員やるって大事 プロジェクトで結構厄介なのは、自分の勝手な思い込みで他のメンバーが動いてくれるだろう。勝手な思い込み。 ほっておくとプロジェクトが崩壊しかねないので

文章をシンプルにできるか?

過去のスライドを見返すと文章が冗長になりすぎていたので、意識してシンプルにしていこうと考えています。 以下のnoteを参考にしています。(皆さん読むべし) 文章をなるべく「シンプル」にするということ①一文はなるべく短くする ②「言わなくてもわかる部分」をカットする ③「余計な前置き」をカットする

知識の体系化のテーマを決める

まずはnoteを始めた理由noteを始めた理由の1つに「自分がもっている情報や知識を体系化し知恵として様々なことに応用できるようになる。」そのために、強制的なアウトプットの場が必要と考えて始めました。(飽きっぽいから) そして幾つかサービスでは実際に投稿もしてました。その中でnoteが一番しっくり来たので使うことにしました。 知識の体系化のテーマを決めるタイミング2018年も100日を切り、noteの投稿数もそれなりに増え、全体ビューも間もなく10,000を超えるので、最初

企画書の構成要素から考える承認者の決断ポイント|企画の承認について02

2018/08/14に投稿した「企画を承認する立場の人の2つの視点・思考回路と企画者が求めているもの」の続き、企画書の構成要素から考える承認者(マネージャーあたりが対象)の決断ポイントについて こちらで書いた内容の いかに承認者に「決断」したもらうか?の話です。 「決断」のタイミングの話です。 企画書の構成要素は以下より ** 本題 ** 承認者はどのタイミングで決断するのか?決断させるのか?企画書の構成要素(目次 / アウトライン)の流れで説明します。 1.現状の

企画を承認する人の2つの視点と企画者が求めているもの|企画の承認について01

「企画が承認される」ということは 「承認者がリスクを負うこと受諾した」 ということ。外資系コンサルタントの企画力: 「考えるスイッチ」であなたの思い込みを覆す「判断と決断を混同させるな」から この「承認」ということについて注意したいのは、それが、相手に「判断」を求めるものなのか、それとも「決断」を求めるものかということなのだ。 判断というのは、何らかしらの一番よい答えのようなものがあって、いろいろな選択肢の中から、これが正解であると見抜くことだ。 それに対して決断とは、